4度の転職活動で失敗も成功も経験したから言える、8の極意

転職活動とは

就職活動は、同年代と共に不安や喜びを共有しながら進めるのに対して、転職活動というのは孤独です。また、誰しもがより良い環境を求めて転職をするのですが、必ずしも「転職してよかった!」と言える成功パターンだけではありません。

私は、18歳で地元のスーパーマーケットに就職して以来、現在は大手IT企業で企画部門の管理職をするという、自他共に認める異色の経歴を持ち、現在に至るまでに4回の転職を経験しています。

またその中では大手人材広告企業に勤務していた時には営業を通して、多くの企業の採用をお手伝いしたり、ベンチャー企業に勤めていた時には、面接官として自社の採用に関わった経験もあります。

それらの、転職する側、転職者を見極める側、企業の採用をサポートする立場といった、異なる視点から学んだ事をもとに転職活動のノウハウをご紹介します。

年間で最も転職活動に適した時期とは?

転職をする時にもっとも大切なのが、”タイミング”です。まず一つは好景気の時に転職をする事は重要です。近年で言えば、2010年にリーマンショックがありましたが、このようなタイミングでは企業は積極的な採用を行いません。

また、景気以外でも、”年間でどの時期に転職活動をするのか”で成功の確立は大きく変わります。

おすすめの転職開始時期は…

その年によっても異なるのですが、3・4月、9・10月企業の求人票が多い傾向にあります。これは、日本の企業は3月と9月に決算が多い事が影響しているようです。

例えば3月決算の会社の場合は、2月の終わりになると、すでに来期(4月以降)の計画を立てるのですが、その際に必ずと言って良いほど計画に盛り込まれるのが人員計画(来年は何人採用するのか?)です。3月決算ほどではないですが、9月決算の会社も多いため、上記のように求人のピークが発生するのです。

人員計画が決まると、早速募集活動が始まるのですが、それが3月からになるのです。私自身、人材会社で営業をしていた際には、2月までは「募集の予定は無いよ」と言っていた企業から、手のひらを返したように求人広告の出稿の問い合わせが増えたのを覚えています。

★おすすめ記事→転職時期は何月がベストタイミング?成功確率を左右する重要ポイント!

転職活動の平均期間は?

転職活動を始めて、数週間で転職先が決まることは稀です。一般論として言われているのは1ヶ月〜2ヶ月ですが、私自身の経験からしても転職先が決まるまでに2ヶ月、実際に次の会社で働き始めるまでには3ヶ月程度が妥当な期間だと思います。

人によっては、6ヶ月近くかけて転職活動をしている人もいます。転職先の希望や条件が明確で、長い時間かけてでも妥協せずに希望を叶えたいという場合は、このように長期戦での転職活動も覚悟する方がいいかもしれません。

Sponsored Links

私のおすすめとしては、ある程度期間を絞って集中的に転職活動をすることをお勧めします。その理由は、集中的に転職活動をすると、選考に受かり、もらえる内定も一定期間に集中することになります。つまり、同時に複数の企業から声がかかり、”選べる状況”になる可能性が高いのです。

働きながら転職活動するのは大変?

転職をする上で最初にすることになる大きな意思決定は、転職先が決まってから退職するのか、退職してから転職活動をするのかということだと思います。

私自身は、どちらのパターンも経験があるのですが、双方にメリット・デメリットがあるので、それぞれをご紹介します。

在職中に転職活動するメリット・デメリット

まず、メリットとして大きいのは、内定が出ずに転職先が見つからない場合も、今の会社で働き続ければ良いので、生活に困ることが無いということです。そのため、心には常に一定の余裕があります。

会社を辞めてしまっている場合(もしくは、まだ正式に退職していなくても辞表を出してしまっている場合)は常に早く転職先を決めたいという焦りがあるので、「もうここでいいや!」と、勢いで転職先を決めてしまう場合があります。

私自身、このパターンの転職活動をして失敗したことがあります。実体験をお話しすると、早く決めたいという焦りがある場合、当初掲げていた理想や条件に対してどんどん妥協していくのです。冷静になって退職した会社と比較したときに、この条件で良しとするなら前の会社でも良かったのでは…という状態になったことがあります。

デメリットとしては、在職のままだと日々の業務が忙しいので、思ったように転職活動に時間が割けないことが最も大きいと思います。退職している(もしくは辞表を出している)場合は、時間に融通が利きますから、前章でお勧めしたように”集中して転職活動を行う”ことが可能になります。

また、転職活動をしていることを会社にバレないようにコソコソする必要もなく、会社の同僚のコネを頼って転職先を紹介してもらうことも可能になります。

転職活動がバレないための注意点

在職中に転職活動をする場合には、絶対にバレないように注意することをお勧めします。もしバレた場合、在籍する会社からはその事を問いただされ、マイナスの印象を持たれる可能性が高くなります。

結果的にうまく転職できればいいのですが、もし転職できずに残ることになった場合、その会社での信頼は落ちてしまう可能性が高いです。”転職しようとしている社員”に会社が重要なポストを任せる可能性は低いですし、そうなると在職しながら転職活動をしていた意味(今の会社を保険代わりにすること)は無くなってしまいます。

まず第一に、車内では絶対に転職活動をしていることを隠し通すこと。気の許せる同期などに、飲んだ勢いでうっかり打ち明けてしまうと、次の日には上司や人事の耳に入ることになります。

また、日中に面接などがある場合は、きちんと有給を取ることをお勧めします。社外での打ち合わせを装って面接に行ったりすると、そらがバレたときには言い逃れができない罪になります。

実際にバレた例では、

A君「取引先に商談に行ってきますー」と言って外出し本当は面接に。

運悪くその取引先から会社に「●●さんいますかー?」と電話があり、

車内のスタッフが「あれ、本日は御社にうかがっているはずでは?」となり

バレる。

というパターンです。くれぐれも気をつけて下さい。

Sponsored Links

転職活動を始める時に覚悟しておくこと

転職活動はやってみるとわかるのですが、精神的にも肉体的にもかなり負担がかかります。順調にいかないときなどは投げ出してしまったり、諦めて妥協したくなってしまうときもあると思います。

事前に覚悟し、折れない心を持つことで、転職活動を成功させてほしいと思います。

内定が出ないとメンタルが辛い

何社受けても内定が出ない。正直これが一番辛いです。面接を受けることが怖くなることもありますし、これまで頑張ってきた自分を全て否定されたような気にさえなります。

私が転職活動で実際にやっていることをお教えすると、このデススパイラルに陥らないためには、まず最初に合格しそうな会社の面接を受けて、面接慣れをすること。また内定をもらっておいて、自信と勢いをつけることです。

転職エージェントなどを利用すると、自分のスキルを見極めた上で受かる可能性の高い企業を勧めてくれます。少しでも話しを聞いてみたいなと思える企業だったら、まずそういった企業から面接を受けることをお勧めします。

くれぐれも、本命の企業から受けることはお勧めしません。

疲れた時の対処法

希望の会社からの内定が出なかった場合、落ち込む気持ちを引きずりながらも、新しい会社の求人に目を通しながら、面接を繰り返すことになります。これは非常に疲れます。

そんな時の対処法として、疲れたと感じた時は一旦転職活動を中止することもありです。1ヶ月程度転職活動を休むことで、その間に新しい求人が出てくるので、興味を持てる会社があるかもしれません。

また、”正直あまり行く気のない会社”に面接を繰り返すのはとても疲れます。転職活動中は、何もしないでいると不安が大きいので、このような無駄な面接を繰り返してしまうこともあります。

もちろん面接を通していい会社と出会う可能性もあるんですが、これが疲れの原因にもなるので、いい会社を見つけるまでは活動を控えてみることもおすすめです。

重要な面接のマナーと豆知識

面接に向けて、ありがちな疑問にお答えします。

服装はスーツ?髪の色は?

服装については、最近は私服でもOKな会社が増えています。または私服とまではいかないですが、ビジネスカジュアルとして、ジャケットさえ着ていれば、特にマナー違反にはならない事も多いのですが、業界や会社の規模によってもその基準がことなります。

見極めるポイントは、その会社の社員が業務中にどんなスタイルで働いているかを参考にしてみるのをおすすめします。例えばホームページなどで社員紹介をしている場合に、カジュアルな服装であれば、それがその会社のカルチャーとなっているので、面接でも無理にスーツを着る必要はありません。

逆に、例えば銀行のような仕事の場合は、実際に銀行に行くと多くの社員がスーツや制服で働いています。このような会社の場合は、仕事ではフォーマルでいるのがカルチャーである可能性が高いので、面接でもスーツにネクタイをおすすめします。

もしこれらの情報が無い会社の場合は、リスクを冒して私服を着る必要もないので、最初の面接ぐらいはスーツで行って、実際に車内の雰囲気を確認することをおすすめします。

また、服装以外でも髪の色なども気にされる方は多いと思います。髪の色も同様に、その会社の社員をチェックすることで、その会社のカルチャーを読み取って合わせていれば問題はないと思います。

面接で希望条件を聞かれたら?

最終面接では、具体的に希望条件を聞かれることもあるのですが、これがなんとも悩ましいものです。まだ正式に内定が出ていない状況で、

  • あまりにも高い要求をして印象を落としたらどうしよう
  • 高ければ高いに越したことはないけど、自分はどれくらいの年収が妥当なのかわからない

など、いろんなことを考えてしまうかもしれません。

重要なのは、希望条件(主に年収)については事前に自分の希望を考えておくことは必須です。そして、「なぜその年収を要求するのか」という理由もセットで考えておきましょう。

以下でいくつかご紹介します。

  1. 年収は500万円以上は頂きたいです。現職が500万なので、転職で年収が下がるのは避けたいと思っています。
  2. 年収は500万円を基準に考えています。すでに内定をもらっている他社の提示が500万でしたので、今はその金額を基準に考えています。
  3. 年収は500万円以上を希望します。家族がいるので、それ以下になると物理的に生活が厳しくなってしまいます。

上記はどれも私が転職の時に使った”希望条件の理由”です。ちなみに、1.はここで嘘をつくとあとでバレます。転職すると源泉徴収という、過去の収入が記載された書類を提出することになりますので注意しましょう。

2.については、正直嘘をついてもバレることはありませんので私も結構多用してます。3.についてはご家族がいる方限定の方法ですが、相手も納得してくれやすい理由かと思います。

注意点としては、あまり高い金額(800万とか1000万など)を提示して、「これ以下は物理的に厳しいです!」と言ってもあまり共感は得られないので気をつけましょう。日本の平均年収は400万円なので、「どれだけ贅沢する家なの?」と思われる可能性もあります。

★おすすめ記事→転職での希望年収の伝え方6選&高条件を希望しない方が良いケース3選

まとめ

繰り返しになりますが、転職活動は孤独なものです。仕事のように先輩が手取り足取りおしえてくれるようなこともなく、すべてが自己責任で、”社会的な自分の評価”をダイレクトに受けることになります。

大変なこともあると思いますし、必ずしも自分の思い通りの転職ができるともかぎりませんが、一番大事な極意をお伝えします。

転職活動時には必ずといってよいほど「もっとこういう体験を積んだり、勉強しておけばよかった」という後悔があります。その後悔は新しい会社に入った後も必ず持ち続けて、キャリアアップ務めることです。

次に入社した会社が定年まで勤め上げる会社になる可能性もあるのですが、また転職をすることも十分ありえます。その時に、前回の転職時と同じ後悔をしないよう、今度はしっかりと自分をレベルアップさせておきましょう。

Sponsored Links