仕事を辞めたい時の考え方とやるべきことことまとめ

仕事を辞めたい時は誰にでもある!

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仕事を辞めたいと思ったことのない人はいないと思います。きっとこの記事を見ている方は、「今までに感じた事がないくらいの嫌気」を現在の仕事や職場に感じて悩んでいるのだと思います。

今抱えている不安は、そのかつてないほどの、辞めたい衝動や長い期間の悶々とした状態を、どう解決すればいいのか?その出口が見えないことにあるのだと思います。34歳で5回の転職を繰り返した私の経験を踏まえて、今あなたが考えるべき事と、とるべき行動についてアドバイスできればと思います。

「やめたい理由」は自分の中にある

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まずは何を考え、整理すればいいのか?

「辞めたい」という衝動に至るには、「理由」と「原因」の二つがあると思います。ここでは、「理由」をあなたの内的要因。つまりあなた個人の価値観や意思といったものであると定義して説明します。

そして「原因」については、人間環境や報酬といった外的要因であると定義して説明します。後述するのでまずは「理由」について説明します。

まずは「理由」にフォーカスしてご説明します。

「いい甘え」と「ダメな甘え」の境界線とは?

「いい甘え」と「ダメな甘え」はどう違うのでしょうか?その基準は物事を自責(自分のせい)として捉えるか、他責(他人のせい)としてとらえるかだと思います。何か自分にとっての都合の悪いことが起きた時に、自分に原因があると思うのか、他人や環境のせいでそうなってしまったと捉えるかの違いです。

①いい甘え仕事でミスをしてしまい、その辛さから逃げ出したくて辞めたいと思っている

②ダメな甘え→このミスは自分の事を認めてくれない上司のせいで、この恵まれない環境が嫌になり辞めたいと思っている

①がなぜ「いい甘え」なのかというと、一時的に逃げ出したくなることはだれにでもあります。そこで逃げずに向き合うこともいいですし、逃げることも決してわるいことではなく、自分を守るための重要な手段だと思います。

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重要なのは、物事の原因が自分にあるという認識があれば、いずれ自分が変わる事、成長することで目の前の問題を解決しようとするはずです。仮に、今は現実から逃げ出して仕事を辞めてしまったとしても、次の仕事では同じ事を繰り返さないように努力すると思います。

反対に②は、自分以外の環境が変わることで問題を解決しようとしているのがわかるでしょうか?このパターンは仮に環境を変えてもまた同じような理由で不満を持ち、努力をすることもなく自分で問題を解決する力を身につけることはありません。

ここで一つ偉人の名言を

「俺は、絶対落ち込まないのよ。落ち込む人っていうのは、自分のこと過大評価しすぎやねん。過大評価しているから、うまくいかなくて落ち込むのよ。人間なんて、今日できたこと、やったことがすべてやねん」

出典:名言格言集 明石家さんま語録

つまり、いいことも悪いことも、それは全て今の自分の実力からくることであり、ありのままを受け入れて向き合っていくことが大切ということです。

勘違いしてほしくないのは、「人のせいにするな」という説教をしたいのではなく、①の自責パターンは、少なくとも自分の人生を自分が握っているということ。②の他責パターンは自分の人生を他人や環境に依存しているということです。

人は誰しもが自分自信のために生きているので、環境を変えたところで人に依存している状態では何も改善することはありません。

「辞めたいと言えない」なら辞めない方がいい?

「辞めたいんだけど辞めたいと言えない」その理由は人それぞれあると思うのですが、根底にあるのは今「辞めたい」と言い出すことを自分自信が心の底では良いと思っていないから「言えない≒言わない」のだと思います。

  • 今辞めても生活できない
  • 守るもの(家族)がある
  • 周囲との信頼関係を崩したくない
  • プロジェクトが道半ばだ
  • お客さんに迷惑がかかる
  • ここまで頑張ったことを無駄にしたくない  etc

今の時代職業選択の自由が法律で保証されており、最悪ある日突然出勤しなくなっても基本的には罪に問われることはほとんどありません。つまり「辞められない」という現実はありません。

退職は、労働者の一方的な意思表示により効力が発生しますので、特に会社の承認は必要としません。民法では期間の定めのない雇用契約については、解約の申し入れ後、2週間(但し、月給制の場合は、当該賃金計算期間の前半に申し入れて下さい。)で終了することとなっており、会社の同意がなければ退職できないというものではありません(民法第627条)

出典:厚生労働省_労働条件 Q&A

このパターンで「辞めない方がよい」と主張する理由は、今は何か嫌なことがあるのだと思うのですが、ここで勢いで辞めてしまった場合、その多くが後悔するからです。

辞めると言える時が一生来ないわけではないと思うので、改めて「言えない理由」を整理してひとまず今の仕事を頑張ってみてはいかがでしょうか?

相談する相手の選び方

悩んでいる時は誰かに相談したい、聞いてほしいと思うことありますよね。そんな時には相手の選び方が重要。会社帰りに軽く一杯飲みに行った場で、酒の勢いで同僚に相談したら翌日上司から呼び出されて詰められる…なんて事になるとさらにストレスが増えたり無駄に社内での立場を悪くする原因になります。

私の経験からすると、社内の誰かに相談した場合、100%上司や人事に伝わります。何故かというと、「あいつは付き合いも長くてなんでも話せる仲だし絶対に漏らすはずがない」と思っているそのアイツがほぼ確実に漏らすからです。その理由は以下です。

  • あなに辞めてほしくないため、なんとかしようと考えた末、誰かに相談して広まる
  • あなたが辞めることで業務上影響がある場合、被害を最小限にするため上司に報告する
  • 飲みの席で酔った勢いでポロっと言う

この場合、絶対にその友人を恨んではいけません。言ったあなたが悪いのです。こういう時の相談をするなら社外の友人や先輩、プライベートで付き合いのある大人、両親や兄弟などにまず相談することをお勧めします。

とても現実的な話をすると、あなたのその秘密を「誰かに漏らすことにメリットのない人」を選ぶことです。聞こえは悪いですが、前述した3点に共通しているのは、漏らした人にとってなんらかのメリットがあるということです。

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また、「秘密」というだけで人はそれを誰かと共有したくなり、共有した瞬間の快楽を得る傾向にあるらしいです

秘密と言われるほど話したくなる?女性の口が軽くなる原因とは?

これを逆手にとれば、あなたが何をを打ち明けても、それが相手にとって秘密にならない立場の人を選べばいいだけです。また、あなたが仕事を辞めようが辞めなかろうがメリットもデメリットも無い相手でれば、純粋にあなたの相談に親身に乗ることであなたとの信頼関係がよりよくなるというメリットが残るだけなので、きっとあなたの助けにってくれるはずです。

「辞めたい原因」は他人と会社にある

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前述したように、「原因」については外的要因という定義でご説明していきます。

外的要因とは、人間関係や労働環境、会社の業績などの事を指します。この外的要因いより会社を辞めたいと思った場合に、諦めずに状況改善に取り組んだり、一過性のものであれば多少の我慢をすることで解決するものもあれば、早く転職した方が良い場合もあります。

筆者の経験を踏まえてその見極め方をご説明したいと思います。

人間関係が原因の場合

ではまず、諦めて転職した方が良い場合についてご説明します。

中小企業の場合

これは転職をお勧めします。特に一つのオフィスや店舗で働いる場合などはその方が良いと思います。理由としては、ある程度の規模がある会社であれば移動願いを出したり、組織の循環のために定期的に配置移動があるため早ければ数ヶ月、長くても1年程度で環境が変わり問題解決する場合もありますが、数十人規模の場合はそうもいきません。

社員の個人的な理由を汲んで人員配置をする余裕などないので、自分か相手が退職する以外には状況は変わらない可能性が高いです。

社長が原因の場合

これも転職をお勧めします。理由としては、社長との関係を悩むくらいなので、おそらくある程度の上位役職者の方が対象になると思います。私自身もこの理由で転職したことがあるのですが、まず社長が自分に歩み寄ることは期待しない方が良いと思います。

数人規模なら話は別ですが、数十人を超えた規模であれば一人一人の不満を聞き入れることは不可能ですし、実態として「会社=社長」であり、一社員のために社長が対応しているよりは、納得できないのであれば辞めてもらえばまた新しい人を採用できるので双方にとってその方がいいのではないでしょうか。

上司が原因の場合

これは状況によります。100人以上の規模であれば、移動を願い出ることもできると思いますし、きちんと向き合うことで逆に信頼関係ができることもあります。ここでの行動としてお勧めするのは、「上司の上司に一度相談すること」をお勧めします。(ここでは分かりやすいようにあなたの上司を「課長」、上司の上司を「部長」という設定にします。)

相談する際には、”課長の不満を告げ口する”という形ではなく、”課長との関係を良くするための協力を仰ぐ”という前提が必要です。部長からすれば、現場がうまくいくことが理想です。

課長の立場からすると、部下との関係が上手くいかないことを部長に報告することはメンツ上しにくいと思います。逆に部長からすればそういう問題があるのであれば「早く言ってよ〜」というところだと思うのですが、大体はあなたから部長にエスカレーションすることで部長は事態を把握し、そうすることで以外とすんなり解決する場合もあります。

またこの方法の良いところは、最悪関係が改善しなかった場合に、”あなたに対する部長の評価が上がる”可能性があることです。陰で愚痴や不満をもらすのではなく、勇気を持って目の前の問題を解決しようと努めたという印象を与えることもできると思います。それにより、あなたを失いたくない会社が配慮して人員配置を見直してくれる可能性もあります。

もしここまでやって、全く問題が改善しない、もしくは部長が課長の意見しか聞かずに、一方的にあなたを悪者にするようなことがあれば、その時は転職することもお勧めします。

「先が見えない」が原因の場合

「先が見えない」には大きく分けて”会社の先が見えない場合”と”自分のキャリアの先が見えない場合”の二つケースがあるかと思います。

会社の先(将来性)が見えない場合

若いベンチャー企業などに就職すると、良くこのパターンに遭遇します。特に競合優位性のあるサービスがあるわけでもなく、新しい事業を始めてみるも失敗することの方が多い。

この場合、もう少し頑張ってみることをお勧めします。というのも例えばGoogleやFacebookなどのような圧倒的なサービスを持つ会社はほとんどありません。つまりどの企業も同じような環境な場合が多く、転職によって解決される問題ではないかもしれません。

であれば、あなた自身が会社の先が見えない状況を打破するための行動を起こしてみることをお勧めします。簡単なことではないですが、それによって得られる成功も失敗も必ずあなたの財産になります。

そしてもしそれが成功したら、その時こそ転職のタイミングかもしれません。多くの企業が同じ悩みを抱えるのであれば、そういう優秀な社員を欲しがるのは当然です。

また、もしそれができないのであればあなたのキャリアをあげるのに必要なのは”在籍期間”になります。その会社で長く貢献することで一定の評価や信頼を得られることもあると思うので、いずれにせよこのケースでは今一度今の会社で頑張ってみることをお勧めします。

キャリアの先が見えない場合

これにはいろんな理由があると思うのですが、年齢によってその答えは変わってくると思います。20代前半であれば、キャリアを気にするよりは目の前にある業務を一つでも多く、誰よりもプロフェッショナルになれるよう極める事を考えた方がいいと思います。

このようにアドバイスすると、「同じ事の繰り返しで、これが本当に自分のキャリアに繋がっているのかが不安だ」または「このスキルを身につけても本当に社会で評価されるのかわからない」という答えがよく返ってくるのですが、同じ事の繰り返しをさせてもらえるのも多分20代の前半だけです。また、後々重要になってくるのは、”どんなスキルをもっているか”というよりは、”スキルを賢く効率よく身につけるコツを知っているか”という事です。

30代、40代になてくると、一つや二つのスキルで食べていけるほど世の中甘く無いです。また変化の激しい現在では、今主流のスキルが次の年には数年のうちに必要なくなったり、ITなどのシステムにとって代わられてしまうことが頻発します。

私が面接などで重要視するのは、どんなスキルを持っているのか?というよりは、

  • どの程度の期間でそのスキルを身につけたのか
  • どれだけ深くそのスキルを突き詰めているのか
  • そのスキルを習得するためにどんな努力や工夫をしたのか

を確認します。

これらができている人材であれば、どんな状況であってもすぐに必要なスキルを身につけて戦力化してくれるからです。繰り返しになりますが、若いのであれば不安になる前に今の環境でまず最速で一番になることをお勧めします。

入社前とのギャップは絶対にある

新卒で入社した会社でも、転職した会社でも、”入社前に描いていた理想が思ったほどではなかった”または”予想もしなかったデメリットがあった”などのギャップは必ずあります。もしこのようなことで落胆しているのであれば、それを理由に辞めるのはお勧めできません。

当初説明されていた雇用条件にウソがあった場合などは別なのですが、このギャップはどの会社に入社しても必ず発生します。私からのアドバイスとしては、入社後のギャップは”そういうものだと思って受け入れる”ことをお勧めします。

私自身も転職する度にこのギャップを感じるのですが、なからず慣れます。そして後から振り返ると、入社直後のこういったギャップは、決して悪いものではなく”新しい環境に自分が慣れていない事に対するストレス”なだけで、慣れれば大した事はありません。

本質的に何かがダメなわけではなく、業務フローや企業文化やそこにいる人達の全てが新しいために対応しなければならないことが多くて参ってしまっているだけだと思います。

お勧めは、上司や同僚など、業務上話す機会が多い人の中から、まずは一人でもいいのでそんな自分を理解してくれる人を見つけることを努力してみてはいかがでしょうか。

仕事は人生を豊かにするための手段

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これは当たり前んことではあるのですが、時として忘れて自分の人生を犠牲にするような働き方をしてしまう場合があります。豊かな人生のためにはお金が必要なのですが、今の時代お金を稼ぐ手段はたくさんありますし、精神や身体を病んでまで会社に尽くすのは本末転倒だと思います。

うつ病になってしまうケース

私の職場でも何人か見たことがありますし、私自身が鬱状態になった経験もあります。

私の経験からご説明すると、まず朝起きれなくなります。それほど疲れているわけではないのに身体が重く、体調不良を理由に午前休みを取ることが増えていきます。

そして、出勤できたとしても午前中の尋常ではない眠気で仕事ができない、というかほぼ記憶も曖昧という状態でした。

原因はなんなのかと考えると、その環境では、かなり高い目標があると同時に、当時の私にはそのミッションを遂行できるだけの経験や知識が無かったため、成果が出ず、解決の糸口が何もないまま責任感と焦りだけを大量に抱え込んでいました。

無理な状況で無理と言えない場合、精神的な限界を超えてうつ状態になるのかもしれません。この場合、まずは社内のしかるべき人に相談することをお勧めしますが、解決されない場合は転職をおすすめします。

その理由は、うつになった場合のデメリットは、仕事面よりも私生活面で失うものが多い事だと思います。例えば体調を崩したり、精神的に病むことでパートナーや家族との関係が悪化するなどです。

仕事はもしあなたがいなくなっても、たの誰かが引き継いでやってくれますが、あなた自身は一生あなたが引き受けるしかありません。また、パートナーや家族も同じでしょう。

うつ状態で最も注意したいのが、”正しい判断ができなくなる”ということだと思います。正しい判断とは、物事の優先順位がわからなくなり、手段(仕事)のために目的(豊かな人生)を犠牲にしてしまうということです。

仕事はあくまで手段です。これは会社側から見てもあなたは事業を進めるための手段(一つのピース)であり、あなたにとっても人生を豊かにするための一選択肢に過ぎず、両者にとって取り替えが効く関係性であるということです。

目的に対して逆効果になる手段であれば、取り替える必要があると思います。

やりたい事があるなら絶対に辞めるべき!

起業したい。こんなサービスを作りたい。とにかくもっとお金を稼ぎたい。

仕事において「あなたはどんな事がしたいですか?」という質問に対して明確に「これがしたいです!」と答えられる人っはかなり少ないのではないでしょうか。

私自身が30歳を過ぎるまで明確な答えがなく、約10年間自分が何をしたいのかを考え続けてきました。

もし、やりたい事やなりたい事が明確になり、辞めようか悩んでいる場合は、”絶対にその実現に向けて行動する”ことをお勧めします。その理由は以下です。

  • やりたいことが見つかっただけでも凄いこと!一生見つからない人だっている
  • やりたい事をやっていた方が稼げる可能性が高い
  • やりたい事をやっていた方が成長する可能性が高い

やりたい事は、年齢を重ねれば見つかるわけではないと思います。そもそも見つけられる人もいれば、残念ながら見つからずに一生を終えていく人もいると思います。

そして、”やりたい事”をやっていた方が稼げる理由としては、やりたい事であればより多く事を捧げることができるからだと思っています。

私はIT系の企業で働いており、エンジニアと接する機会が多いのですが、新卒で入社した新人が10年以上の経験があるエンジニアを、入社時点で上回っているということが度々あります。

このような新人に共通しているのは、「エンジニアリングが好きだ」ということ。帰宅後も休みの日も自宅でプログラミングをして遊んでいるんだそうです。とてもマニアックな知識も豊富で、「なんでそこまで知ってるの?」と聞くと、気になって調べたり、自分でテストを繰り返して答えを導き出すのだそうですが、それを知ること自体が楽しくて快楽を得る瞬間なんだそうです。

「やらされてる」だけだと能力が浅い

ここが重要で、やらされている場合、その知識が必要であれば調べるが不必要でなければやらないですよね。この”不必要な領域”に踏み込んで深みに入れるかどうかが、周囲との大差を生むのだと思います。

やらされている場合は、”成長のエンジンが自分の外にある状態”です。例えば、それができるようになれば昇格できる、収入が上がるなど。これらのインセンティブがないと頑張れないわけです。反対にやりたいことをやっていると、”成長エンジンが自分の中にある状態”なので、勝手に成長していきます。

これらの理由を元に、もし現在の仕事でやりたいことが実現できない場合は、転職をすることをお勧めします。言い方を変えれば、「やりたい事を追求することと、良い仕事をすることがイコールになる環境」を探すことをお勧めします。

決断するためにやるべき事とは?

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ここまで、「仕事を辞めたいと思った時の背景」にフォーカスしてご説明してきましたが、それだけでは決断に至っていないと思います。

以下の章では、決断に至るまでの手順についてご説明していきたいと思います。

「決断」というと、期限を決めて最後は一か八かの選択をする…というような差し迫った考え方をする人もいますが、それはあまりお勧めしません。

「これならどう考えてもこっちの方向に進んだ方が良いな」とういところまで自分の考えを整理し、情報を収集し、働く条件を揃え、最後は玉が坂道を低い方に転がりだすように、自然に動き出すこと。理想の(失敗いしない)決断とはこんなものだと思います。

転職活動をしてみる

まずは、今の会社を退職するかしないかを決める前に転職活動を始めてみることをお勧めします。

求人サイトをチェックし、転職エージェントを活用し、実際に幾つかの会社の面接を受けてみましょう。自分が何をしたいか、どんな会社にいきたいかが決まっていても、その会社があなたを必要としているかはわからないですし、活動をしてわかることも沢山あります。

求人サイトでは、どんな業界が、どんな職種で活発に採用活動を行っているのかを把握することができます。また、最近の求人サイトでは募集条件以外にも社内の風土や特徴をつたえるための情報が掲載されていますので

  • 収入や福利厚生など、労働条件の相場
  • 業界や職種

ぐらいの相場観は掴んでおくことをお勧めします。そしてここで一点注意するとすれば、まだ応募はしない方が良いです。あくまで転職市場における相場観を掴むまでにとどめておきます。

次は、転職エージェントに登録します。転職エージェントとは、人材紹介会社が企業と転職者の間を取り持ってくれるサービスです。あなたの希望を踏まえて求人を紹介してくれるのですが、求人サイトのように広く一般に公開されていない情報ももっていたり、あなたに代わって企業と条件交渉をしてくれたりするのがサービスの特徴です。

先ほど、「求人サイトからは応募しない方が良い」と説明しましたが、もしそこで気になった会社があったら、この転職エージェントで「この会社に興味があるんですが、どんな会社ですか?」「自分のような人材の需要はあるのでしょうか?」と確認してみることをお勧めします。

転職エージェントを利用するメリット

  • 求人サイトで魅力的だと思った会社が、内情を聞くとそうではないことが分かったりする
  • 想定外だった業界や職種をお勧めしてくれて選択肢が広がる
  • 今現在募集が出ていなくても、ピンポイントで企業名を伝えると、その企業の人事とコンタクトを取って選考の実施を持ちかけてくれる
  • 各企業の選考フローの特徴や、書類選考や面接通過の難易度を教えてくれる。またそれらの情報を元に面接対策などをアドバイスしてくれる
  • 職務経歴書の書き方をアドバイスしてくれる
  • 自分の経歴やスキルの中で、どれがアピールするべき武器なのかを教えてくれる
  • 内定後の条件交渉で、給与などデリケートな部分の交渉を企業としてくれる
  • 新しい求人が出た時に、あなたの希望にマッチしそうなものがあれば連絡をくれる

また、友人や知人に相談することも非常に有効です。(くれぐれも社内の誰かと繋がっていないこを確認してください)例えば学生時代の友人が、自分が興味を持っている業界で働いていたり、興味を持っている会社で働いていたりする場合などは、実際にどんな環境なのかを教えてもらうことをお勧めします。

もしくは、その業界に詳しい人を紹介してもらったりなど。もしこの方法で情報を得ることができると、転職エージェント以上の貴重な情報が期待できます。

面接も実際に何社か受けてみることがお勧めです。私が転職をする場合は、興味のある業界で、正直そこまで本命ではない企業をまず2社ほど面接を受けるようにしてます。面接慣れしていない状態で第一希望の企業の面接を受けて失敗したくないのと、その業界において、面接官がどんな点を確認し、評価しているのかを探るためです。

また、もし面接での印象が悪くて不合格になった場合、エージェントを通して不合格理由を教えてもらうことも可能です。その場合はその理由を元に面接対策を練ることもできます。とにかく、最初の面接で第一志望の企業を受けるのはお勧めしません。

辞められない理由も考える

やめたい理由とやめたい原因を整理して、転職活動も行って多くの情報をてにいれたら次にやっておきたいのがこの「辞められない理由」を考えることです。

ここで、特に”辞められない理由が無い”のであれば、そのまま転職に向けて進んでいくことをお勧めします。おそらくそれは次に行きたい会社が定まっており、その会社に行ける手応えも感じているということだと想います。もしかしたら既に内定をもらっているかもしれません。

では辞められない理由(今の会社を辞めない方が良い場合)にはどんなものがあるのかを上げていきます。

  1. 今取り組んでいるプロジェクトがまだ途中だ
  2. まだ独り立ちできていない部下がいる
  3. 自分がやめたら回らなくなる仕組みがる
  4. 自分がやめたら発注してくれなくなるお客さんがいる
  5. ただでさえ人手不足なので、業務が回らなくなる
  6. 可愛がってくれた上司や社長を失望させてしまう
  7. 収入が劇的に下がるので生活してけなくなる
  8. 転職先の条件として、入社後は転勤で地方や海外に配属されることになる

会社に迷惑がかかる場合

1〜5に関しては、確かに当事者としては気がひけることだと思いますが、これで転職に踏みとどまるのは大間違いだと想います。仮に、最悪の場合としてあなたが辞めたことで会社にとって大きな損失が出たとしても、それはあなたの責任ではなく、単純に会社の責任です。

一社員に会社の存続を背負わせてしまうこと自体がよくないですし、私の経験上それで会社揺らぐことは99%ありません。そしてそのほとんどが、本人の自信過剰すぎてそう思っているか、会社側が引き止めのために言ったセリフ(「お前がいなくなったらうちの会社はやっていけない。俺たちを見捨てるのか!」的なセリフ)をそのまま鵜呑みにしてしまているだけです。

人間関係が崩れる

6は新卒で入社した会社の場合などは、このような人情的な理由で転職をにブレーキがかかる人もいるようですが、もし本当に会社を辞めることで失望されるのであれば、その関係はそんなに深くないです。おそらく、その上司や社長にとっては都合の良い歯車ぐらいの位置付けだと想います。

私は出て行く側と送り出す側の両方を経験しているのですが、本当の意味での信頼関係ができていれば、きっと理解してくれますし、転職しても良好な関係は続きます。

逆に、「うちの会社に貢献してくれない奴は認めない」なんていう器の小さい事を言う相手であれば、これを機会にさようならをしても、あなたの人生に支障はないと思います。相手の幸せを考えられずに自分の都合を押し付けてくる相手は、いずれ人生で足を引っ張ってくる可能性が高いです。

生活環境が変わる場合

7、8については悩ましいですね。独身であればデメリットを許容して新しい世界に飛び込む事もありだと思いますが、家庭を持っている場合は確かに生活を犠牲にはできません。その場合の選択として、周囲の理解を得て転職に進むのもいいですが、以下のようなパターンもありです。

  • 生活できるレベルの収入を得るために必要な事を習得してからまた活動する
  • 条件面も合う転職先が見つかるまで転職期間を延長する
  • 割り切って転職を諦める

個人的には、「条件面も合う転職先が見つかるまで転職期間を延長する」がお勧めです。そもそも転職は早い人でも3ヶ月程度、長い場合1年くらいをかけることもあります。あまり焦らずに進めることも重要です。

成長or収入の優先順位は年齢で変わる

辞める目的として、自分の成長と生活する上での収入は、多くの人が悩む部分だと思うので、その点についても触れておきたいと思います。

20代は損をしてでも成長をとれ!

まず、私個人の意見としては、20代のうち、もしくは独身のうちは、成長を優先させるべきだと思います。あなた自身を商品と考えた場合、20代のうちはまだ商品として完成していません。完成しないものを売ろうとすると、必然的に値段は安くなるので、収入を上げることも難しくなると思います。

また、年代に関わらず、年収を上げようとすると、基本的には同業他社に転職して、同じ職種で働くことになるケースが多いのですが、これを繰り返していると、”その仕事しかできない人”になっていきます。それがやりたい事なのであればいいのですが、20代で経験の幅が狭いと、30代、40代になってからの選択肢が狭まってきます。

その仕事で後30年、40年食べていけるか?と考えると、ちょと不安になりませんか?「キャリアは底辺の面積でその高さが決まる三角錐だ」という事を聞いた事がありますが、まさにそうだと思います。20代の内には、この三角錐の面積をとにかく広げまくることをお勧めします。

30代は現実を見て賢く動く

30代に入ると、20代ほど自由はきかないと思います。これもやはり独身か既婚者かによって状況はかわるのですが、既婚者の場合子供も生まれてさらに冒険はしづらくなる場合もあります。

私の経験上は30代前半で未婚であれば、引き続き冒険して自分の可能性を広げるのもありかと思いますが、家庭を持たれている場合は、やはり収入を考えていくことをお勧めします。

一つは家庭を守るためですが、もう一つ重要な意味として、”収入を上げるための働き方”というものがあると思います。これは私の個人的な見解なのですが、簡単に言えばその組織においてきちんと政治ができるかということです。つまりは組織の中で生き抜くためのスキルで、業務を行う上でのスキルとはまったく別モノですがこれまた確実に必要な能力だと思います。

「政治」という言葉がネガティブにとらえられてしまうかもしれませんが、人が集まると白と黒ではっきり答えの出せないグレーゾーンというものがとても大きいのです。そこでは正解や不正解ではなく、当事者達の「納得解」を導き出す必要があり、また全ての物事を良くするのではなく、優先順位の高い事をきちんと選択して、それ以外の事を切り捨てる勇気が必要になります。

収入を上げるにはこう言ったスキルが求められ、または収入を上げてもらった以上はそれをやらなければなりません。私の意見としては、年齢的にもこういう環境に身を置き、これまでとは違い筋肉を鍛えることをお勧めします。

まとめ

冒頭のテーマである「仕事を辞めたい」という悩みに対して、具体的なアクションとそのアドバイスの背景を説明してきましたが、私個人の意見としては「今の会社に固執する必要はないが、なんらかの仕事を通して社会とのーつながりを持つ方が良い」と思っています。

17年間で5つの会社、4つの業界を経験してきて思うのは、「仕事」は現代社会において人が自由に生きるための前提であると思っています。また、時に辛いことや悩みもあるのですが、それ以上に充実や成長、自分の存在意義を感じるための場だと思っています。

「仕事を辞めたい」と思った時の自分と付き合う方法と、具体的なアクションの方法。それらを身につけて頂き、より良い人生のターニングポイントとなることを願っています。

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