現状で満足?不満?20代女性平均年収・月収・手取り額の現実

20代の平均年収

まずは20代の平均年収をチェック

20代の平均年収について。まずは20代の女性にフォーカスしますが、男性との違いを比較するために男女のデータを掲載します。参照データは国税局の平成27年度の7月版における『民間給与の実態調査結果』となります。主な属性はサラリーマンの所得となりますので、それ以外の業種での比較は少し難しいかもしれません。

■20代の平均年収男女比較

年齢 男性年収 女性年収
20~24歳 265万円 226万円
25~29歳 371万円 295万円

実態として男性と比べて女性の所得が少ないことがわかります。また、男女の平均年収の格差は年齢と共に広がります。50代男性が年収600万円を超すのに対し、30代以降の女性の平均年収は300万円弱から横ばいで推移するのです。アベノミクスでは女性の社会進出を成長戦略とすることで注目を浴びましたが、それはまだ実現には至っていないようです。

出展:国税庁「民間給与実態統計調査」

20代の平均月収は?

続いて、上記のデータから平均月収を見ていきます。ボーナスなど賞与も含まれた給与を年収として算出しますので、実際の月収とは多少の乖離が出るかもしれませんが、おおよその目安として参考にしていただければと思います。

■20代の平均月収(小数点第二位を四捨五入)

年齢 男性月収 女性月収
20~24歳 22.1万円 18.8万円
25~29歳 30.9万円 24.6万円

平均年収を12分割してのおおよその月収を計算しましたが、決して多い年収とは言えません。これが賞与も含んだ年収の12分割だとすると、実際の月収は更に下がります。賞与というのは企業からすれば支払い義務はありませんので、業績次第では無くなってしまうことを考えると保証されている収入はこのデータ以下になります。特に20代前半の女性は20万円を下回っており、実家暮らしであれば良いですが、一人暮らしをしている場合等は貯蓄などの余裕は無いと思われます。

20代女性の手取り額平均は16~21万円

ご紹介した月収は”総支給”と呼ばれる数字で、実際に収入となる”手取り”はその金額から税金を差し引いた金額になります。以下のデータは”総支給”から非消費支出と呼ばれる税金や各種保険料を差し引いた金額になります。税金や保険料は、本人に支払うか否かの決定件は内に等しいのでこれらの非消費資質を差し引いた金額が実際の収入ということになります。

※以下の金額は、平均年収から独身者を対象に算出された手取り月収になります。税金や保険料は扶養家族などの有無によって金額が変化します。

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■20代の平均手取り月収

年齢 男性の手取り額 女性の手取り額
20~24歳 19万円 16万円
25~29歳 26万円 21万円

当然ですが平均月収からさらに金額が減りました。平均月収でも触れましたが、さらに月換算のボーナスを別にすると、25~29歳の女性でも手取り収入が20万円を下回ります。また、20~24歳の女性では15万円を下回ることになるのです。

学歴別平均年収の違い

大卒の20代の平均年収は?

大卒の平均年収は、200~230万円程度です。厚生労働省の統計によると、大卒初任給は約20万円です。またその金額は小規模<中規模<大規模と企業規模に比例して平均年収は高くなる傾向にあります。女性全体の初任給は平均値に対して3万円ほど低くなり、年齢が上がるに連れてその差は開いていくようです。

参考情報:厚生労働省「学歴別初任給」

高卒の20代の平均年収は?

20代の大卒と高校・専門・短大卒の平均年収を比較すると、なんと75万円もの差があるようです。また大学院卒と比較するとその差は更に広がります。大学院卒と高卒では、初任給をもらう年齢にも差がありますが、高卒18歳、大学院卒24歳とした時に高卒が6年間で75万以上の年収アップを実現するのはなかなか難しいと思われます。学歴社会の壁はまだ健在なようです。

しかし、高校卒業と同時に早くから起業し、成功しているという話もあります。高卒や大学中退で活躍している起業家も実は多いのです。学歴と年収の関係は、企業に雇用されるという前提においてであり、起業する場合等はステータスではなく実力が全てということなのだと思います。

出展:リクナビネクストジャーナル「あなたの年収は平均以上?気になる20代の平均年収を調べてみた。」

20代の雇用形態別年収

正社員は、非正規社員の1.6倍の年収

派遣などの非正規社員と正社員を比較すると年収に1.6倍の開きがあることがわかりました。非正規社員の年収は約203万円、正規社員は約323万円とその差は120万円。

派遣と正社員の仕事に差があるかというと、20代という若い世代に限定すればそれほどの差はないのではないでしょうか。私は中間管理職として、どちらもマネジメントしたことがありますが、背水の陣で能力を高めようとして貪欲な20代の派遣社員の方が正社員よりも仕事の質が優れている場合もあります。

そう考えると、やはり雇用形態というのは重要かもしれません。同等の能力を持っていても一度雇用されると法的にも守られているのが正社員なのかもしれません。また正社員は非正規社員と比較して福利厚生や手当などの待遇面も充実し、将来のキャリアについても会社がきちんと考えてくれるのです。

さらに、”年功序列廃止、実力・成果主義”を掲げる会社は増えてきたものの、正規社員は30代、40代と進むにつれ、年収は増えていく傾向にあるのは事実です。

非正規社員にとって追い風となるのは、最近では多くの企業が非正規社員から正規社員への登用を活発に行っていることです。本当に能力があり、努力する人材であれば、その実力をきちんと評価し、獲得することが企業の利益につながることが認められてきたのだと思います。

 転職するなら、20代のうちがおすすめ!

これは私が20代の時に上司から言われたことですが、「30代の評価は20代の積み重ねで決まる」という考え方があります。逆にいうと、20代の内の積み重ねがなければ30代での発展は望めないという事です。

これは実体験としてその通りだと思います。個人的には20代では評価や収入を求めるよりも、実力を身につける環境を優先することが重要だと思います。それが、30代になったときに大きく花開ききちんと収入に跳ね返ってくるからです。

もしその環境が現在の会社に無いのであれば、より成長できる環境を求めて転職することも必要だと思います。また前述したように非正規社員だからといって可能性が完全になくなるわけではなく、考え方によっては非正規社員であることで組織や責任に縛られること無く、純粋に自分のキャリアを積み上げることも可能になります。

地域による収入の格差

東京は平均年収も高い?

 年齢序列制度が色濃い企業が多いため、40代からは関東県の平均年収が高い?

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20代や30代は長野や兵庫県等、工業が盛んな地域も平均年収が高い地域にランクインしていますが、40代になると関東圏が平均年収ランキングの上位をしめているようです。これは、年を取るごとに年収が挙がっていく企業が多くあるためだとか。

東京は平均年収1位じゃない

40代、50代においては、東京ではなく神奈川県が平均年収の1位となっています。全体の年代でも東京は2位、神奈川県が1位です。ビジネスの中心が東京であることから1位だと思っている人は少なくないと思うのですが、これは意外な結果かもしれません。

平均年収が一番低いのは沖縄県

逆に平均年収が低いのは沖縄県と出ています。最低賃金ランキングでも、大分、宮崎、沖縄が同額の時給677円で最も低い賃金となっているため、比例して平均年収も低いのかもしれません。

出展:DODA「東京都平均年収」

『平均』はあくまで参考程度に

注意点として、今回は「平均値」を多く使用していますが、サンプルデータの属性が異なると、その結果数字は異なってきます。そのため、平均値はあくまで目安であり参考値として利用いただくことをおすすめします。

出展:DODA「女性の平均年収ランキング2014」

給料で感じる不満の声

男性と比べて低い女性の収入

平均年収から平均月収、手取り月収まで確認しましたが、やはり男女比で女性の給与が低いことは明白なようです。当然、収入は個人の能力や成果によって変動しますし、女性の場合結婚や育児・出産による退社や給食など一時的に仕事から離れざるおえない状況もありますし、まだまだ女性が社会で活躍できる環境が整っていないという側面もあるでしょう。

データからは女性にとって厳しい就労環境のように見えますが、実際に働く女性たちの声はどのようなものがあるのでしょうか?

女性が感じる不満の声

20万円未満の手取り収入の場合、給与が安く実家暮らしでないと生活していけないという意見が多数のようです。

医療・福祉関連で働いている26歳の方は、慢性的な人手不足で忙しい職場であり、手取りが15万円程度とのことでした。また、学校・教育関連の専門職で働いている25歳の方の場合、残業もたくさんしているが手取りが18万円なのは安いと感じているようです。

30万円未満になると、ようやく仕事内容に対して給与額の納得感が出るようです。クリエイティブ職に就いている27歳の方場合、手取り21万円で職場環境にも満足しているとのことでした。ただ、学校関連・教育関連で働く26歳の方の場合、残業が月に80時間以上もあるのに、その手当がほぼ支給されていないとのことで、手取り20万円に不満があるとのことでした。

これは現在の社会的な認識から言ってもほぼブラック企業と言わざるおえないと思います。月に60時間を超える場合は最悪の場合生命に危険が及ぶ可能性も指摘されているそうです。

アンケートの統計では約80%の方の月収が10万円以上20万円未満となっており、役半数の方が「仕事内容に比べて給料が安い」と回答しています。20代の女性は、高い割合で仕事内容と実際の給与がつり合っていないと考えているようです。

出展:マイナビウーマン「貯金まで回らない!20代女子の手取り月収の平均は?」

まとめ

女性の就労環境は欧米諸国に比べるとまだ遅れているのは事実だと思います。政府が女性の社会進出を提唱していますが、これらのデータが裏付けるのは女性自身が社会進出が進んでいると感じていないという現状です。年齢と共に収入が増える男性とは異なり、女性の収入に関する問題は引き続き改善に取り組む必要がありそうです。

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