キャリアプランの作り方!20代と30代ではこう違う!プランニングの方法

キャリアプランとは

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キャリアプランとは、仕事において自分がこの先どのような経験を積み、どのようなビジネスパーソンになるのかという計画や目標のことを言います。

一昔前は、キャリアは個人が自由に決めるものというよりは、就職した会社がレールをひいてくれるものだという考え方が一般的であり、自己実現ではなく所属する企業の価値観に沿って役職を上げていく(昇進していく)ことがキャリアプランだった時代もあります。

しかし、職種も働き方も多様化し、転職することが当たり前になってきた現代においてはキャリアプランを会社に求めても答えはありません。個人のアイデンティティーとして自ら考えなければならないのです。

キャリアプランの考え方

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キャリアプランについて考えたことのある人は、必ずといってよいほどどう考えてよいのかに困ったことがあるのではないでしょうか?

パズルのように物理的に組み上がるものでもなければ、ある日突然降ってくるものでもありません。またその答えは人ぞれぞれで正解や不正解はないのです。

しかし、その答えは10人10色だったとしても、いくつかの考え方(フレームワーク)はありますので、ご紹介します。

①自分の興味軸(好きなこと)から考える

誰にでも得意なことや興味を持つ対象というのはあるはずです。例えば音楽が好きな人がミュージシャンになるようなことです。

興味軸からキャリアプランを考えることのメリットは、好奇心の対象を仕事にするので楽しみながら能力を高めることができるということです。知識を学ぶこともそれほど苦痛にならないですし、その仕事を通して作られる人間関係においても同じ価値観を持つ人と繋がれる可能性もあります。

②今あるキャリアから考える

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新卒1年目以外の人であれば、期間に差はあれどこれまでに積み上げたキャリアがあるはずです。これからのキャリアを考える時にはすでに身につけたキャリアを軸に考えることもできます。

過去のキャリアを土台にすることで、より効率のよいキャリア形成が可能です。例えば海外で働いた経験を生かして、海外に拠点を置く企業に転職したり、ITエンジニアの経験を生かして、デジタルマーケティングの業界に転職するなどです。

過去のキャリアを生かすメリットとしては、収入を維持しながら(もしくは上がる場合も)キャリア構築ができる可能性が高いということだと思います。

③収入軸で考える

「仕事は生活のため、食べていくためのもの」という価値観の人もいると思います。自己実現や好きなことの追求を仕事にするよりも圧倒的に多いのがこのパターンではないでしょうか。

この場合に、キャリアプランを考える際には、どうすれば自分の市場価値を高められるのかという点が重要になります。ここでいう市場価値とは、同じ条件下で作り出す利益のことを言います。

例えば、営業職であれば一つ10万円の浄水器を年間100個売る営業よりも、一軒5000万円の新築マンションを年間1件売る営業の方が市場価値が高い(利益率が同じとして)と言えます。同じ1年間で5倍の利益ですので、この場合もし営業職への転職などを考えるのであれば新築マンションの営業を選ぶべきです。

本人がどんなに頑張っても、または能力の個人差があるとしても、業界や市場選びの段階で収入は大きくことなることが多いので、自分の市場価値を高めるのであれば「稼げる仕組み」が存在する環境なのかどうかを見極めて、自分の市場価値をたかめやすい領域でのキャリアを選ぶことが重要です。

キャリアプランの作り方

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キャリアプランを作るにはいくつかのポイントがあります。

  1. 期間を決める
  2. 目標を決める
  3. 身につける能力/必要な経験を設定する
  4. 能力に身につけ方(学習方法など)/経験ができる環境を調べる

1と2は目標に関するもので、3と4はマイルストーンとして目標を達成するためのステップになります。

キャリアプランは、まず期間を定めることが重要です。3年後、もしくは5年後ぐらいの長すぎず、短すぎもしない期間で定めるのがおすすめです。あまり長すぎると(例えば10年とか)、そのときの自分を具体的にイメージすることができないため目標がぼやけてしまいます。

また短すぎるとあまり高い目標を設定したキャリアプランを作ることはできません。例えば1年程度の期間だと、今現在の業務のレベルをあげたり、専門能力を強化するのが現在なのではないでしょうか。

3年から5年あれば、役職を上げることも可能でしょうし、新規事業を立ち上げて軌道にのせることもできます。また職種を変えたり、転職などでキャリアチェンジをし、かつ新しい領域でもある程度の専門性を身につけることもできます。

期間を決めたら、次はその時にどうなっているかという目標を明確にします。具体的には役職、仕事内容、年収、業界、どんな強み(能力)を有しているか、などを具体的にイメージします。”会社の中でどんな存在になるのか”という目標もあれば”起業”という目標もあると思います。

次はその目標に至るために必要な能力や、経験を設定します。この時には、自分の目標としている状態に近い人を探して、その人がどんな能力を有して、どんな経験や実績を積んでいるのかを知ることをおすすめします。

必要な能力や経験が明確になったら、どのようにそのステップを上がるのかを1年刻みで決めます。例えば5年後にマーケティングのマネージャーになる場合、

  • 1年目でデジタルマーケティングの実務経験を通して広告の基礎を学ぶ
  • 2年目には年間1000万円以上の予算を運用して集客を前年の120%を達成する
  • 3年目にはマスマーケティングも担当し、テレビCMなども活用した大規模な集客のプロジェクトを担当する
  • 4年目には広報部門に移動し、PRを通して会社のブランディングを担当する

このように、目標の到達するまでの具体的で現実的なストーリーを1年区切りで計画します。この段階で基本的にキャリアプラン作れていることになります。ただ、これだけでは「明日からなにをすればいいのか?」がまだいまいち明確ではないと思います。

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ここで必要なのがアクションプランです。上記の例だと、1年目はデジタルマーケティングですので、ネット広告や自社のオウンドメディアなどの勉強から始めるのが良いかもしれません。また、もし今現在そのような業務とは無縁の部署にいるのであれば、移動願いを出したり、転職活動をしなければならない場合もあると思います。

このようにして、キャラプランをつくり、作ったらその大きな目標への小さな第一歩を踏み出すのです。

キャリアパスとキャリアプランの違いは?

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キャリアに関わる単語で、キャリアパスという単語も最近はみみにするようになりましたが、キャリアプランをどう違うのか、どんな関係にあるのかをご説明します。

キャリアパスというのは簡単に言うと「キャリアの経路」だと思ってください。キャリアプランが自分自身が作るものなのに対して、キャリアパスというのは社員のために会社が用意するものだと思っていいと思います。

キャリアが多様化し重要になる中で、会社も社員の成長とより多くの優秀な人材を獲得するためにキャリアの経路を用意している場合があります。

前述した「マーケティングのマネージャーになる」というキャリアプランを持った人がいた場合に、会社側が「だったら、こんな部署に移動して、これくらいの期間でこれくらいの成果をだしてくれれば、マネージャーのポジションを検討するよ」というように、目標に至るまでの”経路”をある程度わかりやすい形で用意してくれている場合があるのですが、これがキャリアパスになります。

もしこのようなキャリアパスが無い(もしくは明確になってない)会社の場合は、手探りでその道を切り開いていくことになりますが、もしある場合はまずはそれを知る人(上司や人事部など)に相談して情報を得ることがおすすめです。

キャリアプランニング

キャリアプランの作り方についてはすでに書きましたが、年代によってもその方法は多少ことなりますので、そのポイントをご紹介します。

20代のキャリアプランニングのコツ

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20代の場合は、前半、中盤、後半でキャリアプランの内容は変わります。

20代の前半の場合はおそらく社会人になって間もない状況だとおもいます。必然的に会社内に多くの先輩社員がいると思いますので、彼らの中からロールモデルを見つけることをおすすめします。社会人になって間もないとキャリアプランニング自体に慣れていないので、作るのが難しく感じるかもしれませんが、社内の先輩の中に目標を見つけることで、本人からアドバイスがもらえたり、そこに至るまでのキャリアパスを提示してもらえたりと、キャリアプランを作るサポートが得られることが多いと思います。

20代の中盤にもなると、キャリアプランの対象は役職やポストに向く人が多いようです。新卒時代から数年を経て知識と自身を身につけ、それなりの成果も出してきたとなると、より大きな責任あるポジションを担いたいと思うのは必然かもしれません。この場合のキャリアプランとしては、「30歳までに管理職になってマネジメントをする」といった目標になるかもしれせん。

この場合でも、当然今まさにそのポジションを担う上司や先輩がいるはずですので、彼らをロールモデルとすることをおすすめします。ただ、一つ注意点としてはあまり深く考えずに「今の自分の上司」を目標にしてはいけません。上司の中でも誰が優秀なのか、実績を出しているのか、会社から期待をされているのかをきちんと見極めることです。

管理職といってもピンキリです。今後も評価を上げていく人もいれば、それ以上のポストに上がらない人や降格する人と様々です。どうせ目標にするなら「優秀な上司」を目標にすることをおすすめします。

20代の後半となると、これまでのように社内だけに目を向けていた状況から社外にも視野を広げてキャリアプランを考えることもあると思います。

そもそも今の仕事や今の会社をこのまま続けるのか?次のキャリアプランを考えた時に、ロールモデルになる人材が社内にいるのか?などの事を考えながら30代になった時に自分がどうありたいのかを考える必要があります。

これまでのように社内だけに目を向けてキャリアの目標を探していると、場合によっては自分の可能性を低く押さえつけてしまうことになりかねません。会社の外に目を向ければ、自分と同年代の人が自分以上のキャリアを積んで活躍していることも多いと思います。

ポイントとしては、これまでは社内中心だった人間関係を社外に広げてみることです。

30代のキャリアプランニングで大切なこと

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30代のキャリアプランでは目指す目標を明確にすることは引き続き重要なのですが、同時に「目指さないこと」を明確に決める必要もあります。

20代のうちはいろんな可能性を模索する期間でもあるので、様々なことに挑戦して良いと思います。また、時には会社の都合などで自分のキャリアプランには無い経験をすることもあると思いますが、それも視野を広げるためには重要です。

しかし、30代というのはこれまでにある程度の経験を積んでいるので、自分の得意領域と不得意な領域や何が合っていて何が合っていないのかがある程度明確になっていると思います。また仮に得意であっても、それを突き詰めたところで自分の市場価値が向上しない経験というのもあります。

このような経験から目指す方向を決めると同時に、「こういうキャリアだけは避けたほうがよい」という部分も明確にするのです。

なぜそれが必要なのかというと、30代ともなると会社では中核の存在になります。会社からすれば、「キャリアが大事なのもわかるけど、会社の都合に合わせて臨機応変に仕事してほしい」という存在になります。会社側の希望を全て受け入れていると、それ自体が自分のキャリア形成の足枷となってしまう場合があるのです。

会社員である以上会社の命令には従わなければならないので、全てを拒否することはできないと思いますが、希望として自分は何をしたいのか、また何をしたく無いのかをきちんと伝えることは重要です。

また、もし自分の望む経験ができない場合は、その状況を我慢し続けるよりも転職などで自ら環境を作り出すことも必要かもしれません。

転職でキャリアプランを実現する

キャリアプランの実現のために転職という手段をとる場合の要点についてご紹介します。

キャリアプランナーに相談

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キャリアプランというのは自分自身で見つけたり作り上げるものだということは冒頭に述べましたが、現在の転職サービスでは、キャリアプランナー(キャリアアドバイザー)というキャリアプランの専門家を抱えているところも多くあります。

彼らは多くの転職者とそれを求める起業の間に立ち、転職者のキャリアプラン実現に向けたアドバイスと、具体的な環境(転職先の企業)の提案を行ってくれます。

また、多くの企業の採用をお手伝いすることで、どんなキャリア、または能力に対して企業はどれくらいのニーズや価値を感じているのかを把握しているため、自分の市場価値を向上させようとする場合には彼らの情報やアドバイスは非常に貴重です。

最終的には自分の意志や理想を元に決めるキャリアプランですが、現実的な情報が無い中では「本当にこのプランでいいのだろうか?」と不安になることも多いと思います。そんな時にはキャリアプランナーの力を借りることをおすすめします。

具体的には、転職エージェントに登録すると、多くの場合はまず最初にキャリアプランナーとの面談をすることになります。その中でこれまでの経験や今後やりたい事を相談できるのです。キャリアアドバイザーからのカウンセリングを受けることにお金はかかりませんので、気軽に面談を受けてみることもおすすめです。

面接で重要なキャリアプラン

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転職活動をする中では多くの面接をこなすことになります。その中で採用を勝ち取り、かつ自分のキャリアプランにマッチした環境に転職するには重要なポイントがあります。それは、面接できちんと自分のキャリアプランを説明できることです。

まず第一に、多くの企業では面接の際に転職者のキャリアプランについて確認します。「この転職者は何を目的にして転職をするのか?」「その目的に合った環境を提供できるのか?」「自社の”やってほしいこと”とこの転職者の”やりたいこと”は一致しているのか」を確かめるためです。

この「会社の期待と転職者の希望」が一致していることは採用されるための必須条件といえますが、ここで言いたいのは、「面接対策として会社の期待に合わせた答え方をしましょう」ということではなく、きちんと相手に伝わるように自分のキャリアプランを整理して説明できるようにしておきましょうということです。

くれぐれも、面接に合格したいがために、会社の意向に合わせた(自分を偽った)キャリアプランをでっち上げてはいけません。そんな事をしても、結局はまた転職をしなければならない状況になります。

また、キャリアプランが明確に定まっていないというのもよくありません。企業の採用というのは今現在の能力やキャリアを評価するという側面もありますが、「今後どんな人材に成長するのか」また「その成長は自社にどんなメリットがあるのか」という転職者の未来を予測して先行投資するという行為でもあります。

ですので、キャリアプランが不明確な場合は、「未来が不明確な人」であり、投資という点からいうとその対象としてはあまり価値が無い存在となってしまいます。

具体的には、

  • 入社して3年〜5年以内にどんなことを成し遂げたいのか?
  • そのためにどんな能力を身につけ、どんな経験をしたいのか?
  • そのキャリアを実現したいのは何故か?(どんな理由や背景があるのか?)

を語れるようになることをおすすめします。

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