契約社員のメリット・デメリット!正社員との違いってわかってますか?

契約社員とは?

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転職活動や就職活動をしていると、正社員とは別に「契約社員」という雇用形態を目にすることもあるかと思います。給与は月給で表記されている場合が多く、時給のパートやアルバイトとは違うことはわかると思いますが、正社員とはどう違うのでしょうか?

契約社員をきちんと理解した上で選ばないと、あとで後悔することにもなりかねません。今回はそんな契約社員の特徴をご紹介していきます。

これから転職を考えている方に!

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「求人を見る時には、条件面は月給、勤務地、休日、交通費の支給、社会保険をメインにチェックする」という方は注意が必要です。確かに、一見働き方や待遇は正社員と見分けはつかない場合もありますが、正社員と契約社員では雇用に関するルールが全く異なります。

早く仕事を見つけたい!決めたい!と焦ることもあるかと思いますが、雇用形態についてはきちんと理解し、リスクを把握して選ぶことをおすすめします。

契約社員の特徴

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アルバイトとの違い

アルバイトと契約社員の違いは、アルバイトがシフトによって曜日や働く時間帯が決まり、労働時間×時給で給与が支払われるのに対して、契約社員は基本的にフルタイムとなり、出社時間や退社時間も会社の就労規定に従うことになります。

よって、給与も固定給となり、残業をすれば残業代も出ます。

また契約社員の場合は”有期雇用”といって、雇用期間に定めがあります。多くの場合は半年~1年という契約期間となり、契約期間が満了になる度に、「契約更新」という手続きを踏んで雇用が延長されていくのです。

派遣社員との違い

「契約の更新」という手続きがあるという点では一見似たような働き方ですが、派遣社員と契約社員ではそもそも雇用主がことなります。Aという会社に勤める派遣社員と、契約社員がいた場合、契約社員の雇用主はA社になりますが、派遣社員の場合はA社に雇用されているわけではありません。

実際にはA社で勤務しているのですが、別の会社(派遣会社)であるB社に雇用されているという点がそもそも異なります。

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また、給与や福利厚生などの待遇面は、実際に勤務するA社は一切関係ありません。実際の業務をA社で行い、A社の社員と同じ仕事をしていたとしても、給与や待遇はB社が定める条件で働くことになります。

正社員との違い(契約社員のメリット)

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副業がOKの場合も

正社員の場合は副業は労働規定で禁止されていることが多いのですが、契約社員の場合は副業が認められる場合があります。これは、会社にもよって異なるので事前に確認することをおすすめします。

また、場合によっては週休を1日増やして週休3日にしたり、1日の働く時間を6時間など短めに設定できる場合もあります(当然その分給料は下がりますが)。

この特徴を利用するためにあえて契約社員を選ぶ人もいます。例えば、契約社員として最低限の生活費を稼ぎながら、それ以外の時間で音楽活動や個人事業主としての活動を行うのです。

自分のやりたいことや夢があり、でも今現在はそれだけで食べて行くのはちょっと厳しいという場合には、あえて契約社員として働くという選択肢もあります。

転勤がない

もし、会社が全国展開や海外に拠点を構えている場合、正社員は会社の命令で転勤をしなければならない場合もあります。会社にもよりますが、正社員の場合は転勤を命じられたら拒否することは難しいようです。

しかし、契約社員は基本的に転勤はありません。採用されたその地域のみでの勤務になります。仕事を選ぶ上では勤務地にこだわる人もいると思います。「できれば地元で働きたい」などの条件がある場合は、契約社員の方が安心して働けるかもしれません。

契約社員のデメリット

退職金がない

正社員の場合は退職金が支給される場合が多いのですが、契約社員の場合は退職金が支給されることは稀です。

正社員の場合は短くて3年、長い場合でも5年勤務すると退職金が支給されます。金額は退職時の役職と勤続年数によって異なってくるのですが、最低でも給与の1ヶ月分以上は支給される場合が多く、退職後に落ち着いて転職活動をする場合でも安心できますが、契約社員の場合はなるべく早めに次の会社を見つけるか、次の会社が決まっている状態で退職しないと、生活費が続かなくなってしまいます。

昇進・昇給がない

正社員との大きな違いは、昇格や昇給が限られていることです。多くの場合、契約社員で役職に就くのは難しく、平社員限定となります。また、昇給も限定的で、正社員と比較すると昇給幅はかなり小さくなる場合が多いようです。中には全く給与が変わらないという場合もあります。

そのため、管理職などにキャリアアップしたい場合はやはり正社員として雇用される方がおすすめです。

ボーナスがない

契約社員の場合、基本的にはボーナスはありません。正社員であれば、通常は夏と冬の年二回のボーナスが支給され、ある程度まとまった金額が支給されるのですが、契約社員の場合はその待遇がありません。

契約社員と正社員で比較すると、その平均給与は正社員の方が高くなるのですが、その要因としてボーナスの有無が大きいようです。

また賞与というのは企業によって支給基準や支給方法は様々ですが、多くの場合は個人の業績ではなく、会社の業績に連動して支払われることが多いのです。同じ業務をしている契約社員と正社員がいたとして、契約社員の方が明らかに成果を出して業績に貢献していたとしても、雇用形態が違うことで、正社員にのみボーナスが支給されるのです。

契約社員としてはちょっと悲しいですよね。

契約期間までしか働くことができない

契約社員の場合、契約社員という雇用形態のままで働けるのは最長で5年と決められています。また企業によっては、最長でも3年までと、契約期間の上限が決められているのです。

これは、本人が契約の続行を希望しても、会社で決められている場合は”雇い止め”となり、それ以上働くことはできません。もしそれ以上その会社で働くのであれば、正社員登用されて正社員として働くという選択肢がありますが、そもそも正社員登用制度が用意されていなければならないため、事前に確認しておく必要があります。

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社会的信用が薄い

契約社員の場合、社会的な信用が正社員よりも劣るようです。たとえば、車のローンや住宅を購入してローンを組もうとした場合、金額によってはローン会社に断れれる場合があります。

これは、契約社員は雇用期間に定めがあり、今の収入が長期的に保証されていないということが要因だと考えられます。

「契約社員だからダメ」というのではなく、契約社員が「有期雇用であること」がその理由で、「契約が終了した後にスムーズに次の仕事が見つけられるのか?」という不安を持たれているようです。

契約社員の面接とは?

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基本的に契約社員と正社員で、面接の内容は変わりません。服装やマナーなどは雇用形態関係なく、面接として基本的なマナーに即して見られているので、契約社員だからラフな格好でもよいということはありません。

しかし、面接でのハードルは異なります。正社員の方がハードルは高くなります。

その理由は、何度も説明している通り、契約社員は有期雇用ですが、正社員は無期雇用といって、基本的には本人が「辞めます」というまでは会社は雇用しなければならないのです。

つまり、ネガティブな表現を使えば、契約社員の場合は会社にそぐわない人を採用したとしても、契約を更新しなければ会社から排出できますが、正社員の場合は末永く面倒を見なければならないのです。

会社の立場からして、正社員の方が採用ミスをした時の代償が大きいため、面接ではより厳しく見極めるのです。

契約社員から正社員になるには?

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現在、契約社員という雇用形態がある会社では、多くの場合契約社員から正社員への登用制度が存在します。待遇や今後のキャリアを考えて「正社員になりたい」という方は、正社員登用試験を受けてみることをおすすめします。

正社員は会社にとってもリスクが高いため、採用で慎重になることは前述しましたが、一か八かで正社員を採用するよりも、契約社員として入社して、成果でも人間性でも、きちんと実績を出して信頼できる人を積極的に正社員として登用したいという企業も多くあります。

契約社員が退職・転職をしたい時は

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もし、現在契約社員として働いている会社を辞めて転職したいと考えている場合、きりよく契約更新のタイミングであれば、契約満了で退職するのがスムーズですが、契約期間が途中の場合、「今辞めたら会社に迷惑をかけるのではないか…」と心配をしてしまう人もいると思います。

しかし、契約社員であれば、そのような会社への気遣いは不要です。当然、その会社内で培った人間関係や信頼関係は重要なのですが、一般的なマナーとして、2ヶ月前までに退職を申し出ていれば、契約更新のタイミングでなくても問題はありません。

また、これまで説明してきたように、契約社員というのは会社にとって一時だけの限定的な戦力であり、そのキャリアの面倒をみてあげる対象ではないのです。乱暴な言い方をしてしまえば、「そこまで自分のことを考えてくれていない会社のことを気にするより、自分のキャリアや生活の事を第一に考えて動くべき」です。

契約社員でも失業給付金はもらえる?

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契約社員が失業した場合でも失業給付金はもらえます。失業給付金は雇用形態は関係なく、「雇用保険に加入していた」のであれば、

  • 自己都合の場合は過去2年間の内、雇用保険加入期間が1年以上必要
  • 会社都合の場合は過去1年間の内、雇用保険加入期間が6ヶ月以上必要

この条件に当てはまっていれば、失業給付金を受け取る資格がありますので必ず会社に確認をするようにしましょう。また、派遣会社を通している場合は、その派遣会社から案内があるかと思いますので、その指示に従って手続きを行うことになります。

参考情報:総務の森「契約社員の失業保険」

手続きの方法は?

まず、1週間ほどで会社から離職票が届きます(もし届かない場合は会社に問合せましょう)。離職票が届いたら地域のハローワークに行き、失業給付金の申請をします。

自己都合の退社の場合には、3ヶ月の給付制限期間の後に失業給付金をもらうことができます。しかし、会社都合の場合はすぐに失業給付金をもらうことができます。ここでいう「会社都合」とは、契約期間満了による雇い止めも含まれます。

雇い止めとは?

「雇い止め」とは、契約更新時に会社側が更新しないと決めることです。俗に言う「クビ」や「解雇」などとは異なります。クビや解雇は本来期限の無い雇用契約を会社都合で強制的に解除スルのに対して、契約社員というのは、そもそも契約期間は半年や1年で区切られています。

そして区切りを迎えた契約をさらに更新するかは、双方の合意の元で決定されるので、会社側が合意しないとなれば、これが「雇い止め」となるのです。

せめてもの救いとして、会社が雇い止めをする場合には、最低でも契約満了(契約最終日)から逆算して1ヶ月前に告知する義務があるので、「ある日突然仕事を失う」ということはありません。

無期労働契約とは?

「無期労働契約」というのがあるのはご存知でしょうか?契約社員として5年以上働くと、それまでの有期雇用は撤廃されて無期限で契約をするということになります。これは会社の制度などではなく、労働規約方に定められている法律です。

ただ、これは「正社員になれる」わけではなく、条件が契約社員のままで、「期限だけがなくなる」ということです。期間の定めがなくなることで、ある日突然仕事がなくなる不安からは開放されますが、将来のキャリアや生活を考えると根本的な解決となるかは微妙です。

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