転職〈自己PR〉の本当意味と書き方のコツ。悩んでる人必見!例文あり!

転職の自己PRとは?

転職活動で必ず必要になる履歴書。履歴自体は事実を時系列に書くだけですが、「自己PR」は何を書けば良いのか悩む方も多いのではないでしょうか。

自己PRと聞くと、「時分が如何に凄いのか」というアピールしなければならないと捉える人もいます。そしてそう考えることで、「自分にそんな誇れるものがない…」と自己PRを難しく考えすぎてしまう場合もあるようです。

自己PRは、応募先の採用担当者に自分を知ってもらう為のステップで、”よく見せる”必要は無く自分という人間の”特徴”を知ってもらうことが目的です。人と比較して勝っていることではなく、自分がどんな人物なのかという「自分らしさ」を書けばいいのです。

転職成功の秘訣とは?

企業の採用担当者が自己PRで見ているのは、会社への「本気度」です。数ある「とりあえず応募した企業の中の1社」なのか、「第一志望の会社」なのかを見極めようとしています。また、その人の人間性を見て、社風や会社の文化とマッチするかを見極めているのです。

どんなに輝かしい経歴を持っていても、その会社で働きたいと本気で思っていなかったり、そもそも会社が大切にしている価値観を理解してもらえない人材を採用したいとは思っていません。

私は現在大手のIT企業で実際に中途採用の選考を担当していますが、書類選考の時点で不採用にするパターンとして、

  • 自己PRが当たり障りの無いテンプレートの文章
  • お世辞程度に会社を褒めているだけの文章

このパターンだった場合は、その人の本気度を感じない、またはその人の事がよくわからないという理由で面接に勧めることはありません。

★おすすめ記事→<職務経歴書>選考担当者に「会いたい!」と思わせる書き方とは?

履歴書の役割とは

履歴書は、ただ単に自分の個人情報を記載するだけのタテマエの書類でありません。前述したように、その書類で面接で実際に合うか否かが決まる重要な書類です。

多くの人が「履歴書の正しい書き方」や「自己PRの正しい書き方」の答えを求めてきますが、そんなものは存在しません。唯一正解があるとすれば、あなたという人材に興味をもってもらうためのオリジナリティをきちんとアピールするという事です。

”正しい書き方”を求めて他の応募者と同じような履歴書を提出したところで、「その他大勢」と一緒にされて興味を持ってもらうことは難しいかもしれません。

書き方のポイント

自己PRに記載する具体的な内容は、以下の3点になります。

Sponsored Links
  • これまでの経験
  • それをどう活かして会社に貢献するか
  • 将来的に自分はどうなっていたいのか

中途採用は、即戦力としての可能性を求められますので、具体的に”何ができるのか”はきちんと記述することをおすすめします。またその経験から、会社にどのようなメリットがあるのかを記述します。

そして、私は採用担当者の立場からこれが最も重要だと思うのですが、自分が将来どうなりたいのかというビジョンを記述します。これはほとんどの方が記述していないのですが、先ほど説明したように、あなた自身に興味を持ってもらい、自分という存在を印象に残すには、重要なポイントです。

職務経歴書には自分の強みをまとめる

履歴書の自己PRと似た項目で職務経歴書に”自分の強み”という項目があります。文字取り自分の得意な事やその会社で生かせる経験を記述するのですが、自己PRで記述した「これまでの経験」や「それを活かして会社にどう貢献するか」という部分に対して、その根拠となるような強みを具体的に記述します。

強みは、経験や知識面をアピールしてもいいですし、性格などをアピールしても良いです。大切なのは、自己PRの内容ときちんと連動していることです。

診断ツールを参考にするのもおすすめ

「自分の強みと言われても自分ではよくわならない」という人は、簡単に診断できるツールを利用することもおすすめです。いろんな自己診断ツールはありますが、自分の強みについての診断であればリクナビNEXTのグッドポイント診断がおすすめです。

「転職における自分の強みの診断」特化したツールですし、何よりも人材の最大手企業であるとうい安心感があります。もちろん無料で、簡単な会員登録をするだけで利用可能です。

簡単な質問項目に回答するだけで、「親密性」や「決断力」といった自分の強みとなりうる項目を5つ教えてくれるのです。

参考情報:リクナビNEXT「グッドポイント診断」

転職時の自己PR例文

例文その1:営業職

===============================

■タイトル【潜在的ニーズを引き出す営業スタイルが強み】

私は、これまで店舗販売、法人営業、個人営業と、一環してセールス業務に携わって参りました。営業対象も個人企業共に経験しており、セールスについては幅広く対応することができます。この経験は、現在事業を拡大中の貴社にとっても十分貢献できる要素であると考えております。

■具体的な強み

  • 顧客の潜在的なニーズを聞き出す営業スキル
  • 顧客の満足度を重視し、成果を上げるスタンス

の2点になります。

仕事において大切にしている価値観は、お客様の信頼をいただかなければ、商談が成立することはないということです。また、商品だけを提供するのではなく、商談で頂けたお時間を如何に有意義にすごして楽しんでもらえるかを強く意識しています。

■今後のビジョン

これまでの経験を生かし、営業職としての成果を出すことでまずはきちんと貴社に貢献した上で、コンサルタントとしてのキャリアを歩みたいと思っています。これまでは営業として商品やサービスを提供することが役目でしたが、今後は私自身をソリューションサービスとして顧客に提供し、課題解決のプロフェッショナルとしてのキャリアを新たに築くことが目標です。

===============================

Sponsored Links

例文その2:販売職

===============================

■タイトル【商品だけでなく、体験を提供する販売スタイルが強み】

現在は百貨店のアパレルコーナーにて接客・販売をしております。販売の仕事は正にものを売る仕事ですが、私が日々意識していることは、体験を提供することです。

■具体的な強み

お客様はただモノを調達しに来るのではなく、多くの場合は休日などにプライベートな時間を楽しむために買い物をされます。その中には商品のレイアウトや接客、会話、全てにおいて最高の時間を提供することを常に意識してきました。その結果、常連のお客様からは接客の指名を頂けるまでになりました。

この経験や学びは、たとえ商品が変わっても、顧客が人である限り生かせるものだと考えており、貴社に入社後もその力を発揮できるものと考えております。

■今後のビジョン

今後は、さらにキャリアアップしてマネジメントにもチャレンジしたいと考えております。自分のノウハウをプロセス化して若いスタッフの教育に活かすと共に、自分自身も新たな領域にチャレンジしていきたいと考えております。

===============================

例文その3:エンジニア

==============================

■タイトル【プランニングから開発までを一気通貫で行えることが強み】

私は、新卒で●●社に入社し●年間エンジニア一筋のキャリアを歩んでまいりましたが、入社時は企画・プランニングやマーケティングの職種を希望しておりました。そのため、エンジニアとしての基礎を身につけた3年目以降は、プロジェクトを任された立場を活かして、企画段階やユーザー調査の段階からサービス作りに携わる経験を多く積みました。

その結果、企画やマーケティングに言われた事を受け仕事として創るのではなく、彼らと同じ目線でサービスのコンセプト部分から提案し、UIやUXの企画から機能作成を一気通貫して行える事が自分の強みだと思っております。

■具体的な強み

  • エンジニアリングとユーザー視点をあわせた企画力
  • プロジェクトマネジメントにおけるPDCAと工数管理の最適化
  • 事業の方向性を踏まえた開発

貴社では今後もtoC向けの新規事業に力を入れるとお聞きしましたが、アジャイル開発によるPDCAの高速化と、プロジェクトマネジメトにおける部署や職種の垣根を超えた工数管理の経験なども、即戦力として貢献できる部分だと考えております。

また、サービスの上流から携わることで、事業の方針を踏まえた開発を行いスピーディーなサービス展開にも貢献できました。

■今後のビジョン

今後のキャリアとしては、自分の特徴とこれまでの経験を活かしてエンジニアリングとプランニングを繋ぐ架け橋となるようなポジションでキャリアを積みたいと思っています。その結果として、市場構造を変えるようなインパクトのあるモノづくりをすることが私のビジョンです。

==============================

例文その4:事務職

==============================

■タイトル【マルチタスクへの対応力と業務効率化が強みです】

IT業界での一般事務とオペレーターの経験があります。小さな部署が複数存在する事業部だったので、2つの部署を掛け持ちで、支払いや経費の管理、顧客データの管理、人事と接続した組織系の業務を経験しました。

■具体的な強み

その結果、仕事を待つのではなく、また既にある仕事をそのまま回すのではなく、常に効率化と正確性を心がけながらマルチタスクをこなす対応力を身につける事ができました。

事務というバックヤード業務だからこそ、事業部側とのコミニュケーションを密に取り、先をよみながら常に準備に手を抜かないことが、円滑な業務に重要なことだという学びも得ることが出来ました。

これらの経験や学びは、多くのサービスと顧客を有する貴社でも活かせるものだと考えております。

■今後のビジョン

今後のキャリアについては、より会社の根幹を支える事業推進の部署で事務という垣根を超えて経験を積んでいきたいと考えています。

==============================

第二新卒・フリーターの自己PR

第二新卒とは、明確な定義は無く、その対象は企業毎に異なるものの大学卒業から3年以内、もしくは5年以内を第二新卒枠として、中途採用を行う会社があります。

第二新卒の場合、これまでの業務での経験が少ない、もしくは就職ができずにフリーターや派遣として働いていた方もいると思います。このような場合には共通する点として、まずは「何故就職しなかったのか?何故就職した会社を早い期間で転職してしまうのか?」という部分の説明から入る事をおすすめします。

そして、そうなった理由と、自分の特徴や強みを関連付けるのです。「就職しなかった理由は(転職する理由は)自分が●●だからです。しかし、それは自分での強みもあります」というように、ネガティブポイントをネガティブなまま見せずに、ポジティブ転換して伝えるのがポイントです。では具体的な例文を見てみましょう。

★おすすめ記事→転職したい第二新卒層へ!これだけは気をつけろ!という失敗パターンまとめ

フリーターの場合

==============================

■タイトル【決めたことをやり抜く意思の強さが強みです】

●年に大学を卒業後は就職する事無くフリーターとしてアルバイトをして生計を立てておりました。就職をしなかった理由としては、希望する会社から内定をもらえなかったため、自分の意思が無い状態で就職することが自分自身で納得できず、またその企業に対して失礼にあたると思ったからです。

その間、希望していた●●業界については独学で勉強をしておりました。そんな中で貴社の募集を拝見し、正に自分が理想とする会社であったため応募させて頂きました。

■具体的な強み

これまでの社会人経験が無いことで具体的にどのように貢献出来るのかをお約束することはできませんが、決めたことはブレずにやり抜く強さは学生時代から自分の強みです。

大学時代は、以前から興味を持っていた地方再生を目的とした●●サークルを立ち上げ、卒業時は●めいの組織まで拡大することができました。

■今後のビジョン

自分の理想を追求した結果就職を先延ばしにしてしまいましたが、それを取り返すべく人の倍の努力で成長し、一日でも早く貴社に貢献できるような人材になりたいと思います。

==============================

第二新卒の転職の場合

==============================

■タイトル【チャレンジマインドと行動力が強みです】

私は卒業後就職してから現在に至る期間まで●●の会社で●●をしております。今回貴社に応募させて頂いたのは、私は●●となる事を目指しておりましたが、現在の会社ではその実現が難し事が分かり、その環境を求めて応募させて頂きました。

■具体的な強み

私の強みは、常に自分の意思や理想を明確に持ち、その実現のためにはためらわずに行動できる性格です。また、社歴や年齢にとらわれずに自ら思考し、発言できるアグレッシブさも特徴だと考えております。

貴社のベンチャーマインドと、チャレンジングなスタンスを良しとする社風でこそ自分のような人間は活かされると思っており、また常にモチベーションを意地しながら働けると思っております。

■今後のビジョン

スキルが足りない部分は貪欲に吸収し、1日でも早く事業のリーダーとして御社に貢献することが当面の目標です。

==============================

面接自己PR回答例

面接での自己PRは、履歴書や職務経歴書とは異なり会話の中で行われます。その中で、面接官は文字からは読み取れないあなたの人間性や、思考、能力を読み取ろうとします。

具体的には事前に提出している履歴書や職務経歴の自己PRを元に、さらに深掘りする質問をされることになるのですが、その時のポイントをご紹介します。

■面接の自己PRでやらない方がいいこと

  • 質問に対しての回答が長い
  • 同じ回答を繰り返す
  • 質問に対する回答ではなく、自分が伝えたいことを喋ってしまう

以上の3点となります。面接官があなたをきちんと判断するためには必ず聞かなければならない項目がいくつも存在します。その中の1つがコミニュケーション能力です。相手の知りたい事をきちんと理解し、必要かつ最低限の情報で的確に答えられるかという部分を見ています。

質問に対して的確に回答できなかったり、自分本位な長い説明をしてしまう場合、自己PRの内容というよりは「コミニュケーション能力が低い」と判断されてマイナス評価をされる可能性が高いのです。

またあなたの話が長い事が原因で、面接官が選考に必要な情報を全て聞けなかった場合、聞けていない項目で”可(採用基準を満たしている)”という評価を貰えることはありません。面接は厳しいので、不明な点は”不可(採用基準を満たしていない)”とされてしまうことが多いのです。

面接は自分をアピールする場であることは間違いないのですが、独りよがりになってはよくありません。

★おすすめ記事→転職の面接でほとんどの人が実践してない重要なこと

まとめ

自己PRがどのような役割を果たしているかを理解できたでしょうか。多くの人が経歴や業務の成果に気を取られてしまい、この自己PRを上手く活用出来ていないのが現状です。

経歴や業務の成果は自己PRの記述を裏付ける事実の記載です。事実の記載にはその人のパーソナリティは反映されず、人物面を伝えることはできません。逆に、人物面を見ずに経歴だけで採用を決める企業があったとしても、その企業で働くことに本当に幸せを感じれるかは個人的には疑問です。

繰り返しますが、書類選考や面接はその人物を見極めるプロセスですので、きちんと自分を表現することをおすすめします。

Sponsored Links