現役面接官が教える、こんなフリーターなら正社員として採用する!

フリーターを採用するメリット

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私はこれまでにベンチャー企業と、一部上場の大手企業で面接官として採用に携わった経験があります。企業側の視点に立って面接を担当する中で、「フリーターだからこそ採用するメリット」を感じた事がありました。

フリーターというと、世の中ではまだまだ評価されず、収入や待遇面では正社員に劣るのが現実ですが、採用においては”必ずしもフリーターが正社員に劣る”とうわけではありません。

当然、人による部分もあるのですが、私が実際に採用して、現場で一緒に働いた経験を元に、フリーターを正社員として採用するメリットをご紹介します。

就職できない苦労や社会の厳しさを知っている

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フリーターの中には、就職しようと頑張ったけど願い叶わずにフリーターとして働いている人たちがいます。要は世の中の厳しさを知っているのです。これは教えようと思って教えられることではなく、本人が身をもって体験するしかありません。

そして、その厳しさを知っている人材は、働くことに対して誠実ですし、責任に対して真摯に向き合えます。反対に、「就職できない」とうことを体験していない新卒は、打たれ弱く、自己実現ばかりに意識がいってしまい、与えられた役割をまっとうするという意識が低い場合があります。

今ある環境を、”あって当たり前”と捉えるのか、”貴重なチャンス”と捉えるのかで、根底の意識が大きく変わり、成長のスピードや発揮するパフォーマンスも大きく変わります。

出遅れている劣等感で頑張る

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仮に、学校を卒業して2年間フリーターをやった人間を未経験で採用した場合、年齢的には1年下の人間が自分の先輩となる場合もあります。同世代は確実に先輩であり、場合によっては上司になることもあります。

この環境に放り込まれたフリーターは、その差を埋めようとしてかなりの努力をすることになります。新卒で就職し、同じスタートラインのライバルと競い合った人と、送れて就職して、常にライバルの背中を見ながらその差を埋めようと努力した人間では、「頑張る」の基準が大きく異なり、当然後者の方が何倍も高くなる傾向にあります。

若い時代に、どれだけ高い”頑張り基準”を身に着けたのかによって、その後の成長は天と地程差が出ます。入社1年程度では追い越すことはできなくても、3年、5年という時間では背中を負っていた”社会人としての先輩”達を追い抜き、大きく引き離すような成長を遂げることがあるのです。

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これらのメリットは、当然本人はあまり自覚していないことが多いのですが、面接官としてはきちんと見抜いています。

書類選考

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選考ではまず書類選考が行われます。履歴書や職務経歴書などを書類をもとに判断するため、フリーターとしては強調できる強みが少ないため、高いハードルに感じるかと思いますが、そんな中でもアピールする方法はあるのでご紹介します。

志望動機

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履歴書には、それまでの学歴や職務歴に加えて、自己PRや志望動機を簡単に記述する欄があります。そこに何を書くかで、採用担当者に「会ってみたい」と思わせることが大切です。

そこで、まずは絶対にやってはいけないことは、”本やネットで紹介されている「志望動機の書き方」を丸パクリすること”です。

これは、採用担当者にはパクったことがバレるのですが、何故NGかというと、

まず第一に誠意が見えません。「とりあえず応募しただけだから、ぶっちゃけそこまでの動機は無いし、それっぽい志望動機を書いておけばマイナスはないだろう」とでも考えているのかな?と捉えられかねません。

第二に、汎用的に作られた文章では、そこからその応募者をイメージできるような情報は含まれていません。採用担当者は、相手を見極めた上で選考するのですが、”自分らしさ”が反映されていない文章では相手を見極めることができず、「判断できない>高評価を与えることはできない>会う価値を見いだせない>書類選考で落とす」というながれになります。

どんな稚拙な文章でもいいので、きちんとその企業をことを調べて理解し、何を魅力に感じたのか?そこで自分は何を成し遂げたいのか?面接で合った時にはどんなことを伝えたいのか?などを自分の言葉で綴ることが重要です。

資格

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フリーターでも、知識や技術を身につけるための努力はできます。それを形にすることが、資格を取るということです。資格はスクールに火曜場合もありますが、独学で学ぶこともできます。

これは、資格を持っている事自体を評価しているというよりは、「目的に向かって努力できる人なのか」「だれかにやらされる環境が無くても、自立して行動ができる人なのか」という部分を見極めています。

例えば、「雇ってくれたら頑張ります!」という人と、「ここまでは自分で頑張ったので、雇って下さい!」という人がいた場合、どちらの評価が高いかと言えば、当然後者だと思います。

努力や頑張りを伝える上で、必ずしも「資格」である必要はないのですが、「本を沢山読みました」「その業界のことについてネットで情報収集しました」などは、どの程度の努力なのかが定かではありません。

資格は、第三者が冷静に見極めて、その能力や知識が一定以上あることを保証してくれるものなので、そのお墨付きがあることで評価できるのです。

面接

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面接は正に正念場です。約1時間程度の限られた時間の中で、自分という人間をアピールしなければなりません。では、フリーターが面接でどのような事をアピールすれば良いのかをご説明します。

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応募理由

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履歴書は文字の制限があるため、その思いを全て伝えることは出来ませんが、面接ではその熱をより伝えることができます。

そしてここでも注意点としては、やはり自分の言葉で、自分の思いや意思をきちんと伝えるということです。

私も実際に面接をこなす中で、応募理由に対して注意しているのはたった2つのことだけです。一つ目は「本音かどうか」ということです。2つ目は、「応募動機が強いのか・弱いのか」ということです。

まったく小難しい話ではなく、”本音で、どうしてもあなたの会社で働きたいんです!!”とう強い思いを持っている人を採用したいだけです。

もし、タテマエの作られた応募理由を述べられても、「わざわざタテマエを用意してくるってことは、本音ではそこまで動機は強くないのかな?」と思わざるおえません。そういう方には、妥協せずに本気で行きたいと思える会社を探してほしいと思うのです。

自己PR

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自己PRというと、「自分の強み」をアピールすることだと思っている人が多いようです。もちろん、”仕事”という領域でアピールできる強みがあれば、それは自己PRとして伝えるべきことなのです。

しかし、フリーターの場合、明確にアピールできるようなスキルや実績が無く、そのことで引け目を感じる人も多いようですが、自己PRでは業務面のアピールに限定する必要はありません。

面接官の立場から言えば、自己PRでは”その人の人となり”を知りたいのです。人となりとは、どんな価値観を持って、どんな癖があり、何に興味を持っているのかといった”特徴や個性”がしりたいのです。

つまり、良いとか悪いとかではなく、「自分とはこんな人間ですよ」とう部分を率直に伝えてほしいのです。だから、自己PRで失敗エピソードがあってもいいですし、コンプレックスがあってもいいのです。

見極めポイント

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志望動機や自己PRを理解した上で、どのように応募者を見極めているのかは、その転職者を採用することで、会社も転職者も双方に相乗効果があるのかということです。つまり、その転職者は自社で働くことで活かされるのかということです。

多くの人が、面接では「その応募者が自社にとってどんなメリットがあるのか」という、企業側の利益を軸に見極めていると思われがちです。確かにその視点もあるのですが、同じくらい「うちの会社はこの応募者に対してメリットを提供できるのか」ということを考えています。

その理由は、応募者に対してメリットを提供出来なければ、どんなに優秀な人でも高いパフォーマンスを発揮することは難しいですし、結局スグに別の会社に転職してしまうことになると考えているからです。

そのような背景を踏まえても、やはり応募者が自分のパーソナリティや理想を面接官に腹を割って伝えることは重要になります。繰り返しになりますが、本音が見えない以上、その転職者に対してメリットのある環境を提供できるかを判断することはできません。その結果、採用するという採用という結論は出せないのです。

重要なのは、面接官が相手を見極められるだけの情報をきちんと伝えられるかということになります。

まとめ

フリーターを正社員として採用する場合、企業は即戦力として期待しているわけではありません。1年先、2年先を見据えて、ポテンシャルに投資するという意識で採用しているのです。

その前提を理解すれば、無理に即戦力であること取り繕う必要もないですし、ありのままの自分(大前提として、入社後に頑張って成長していくという覚悟は必須です)で臨むことの重要さを理解してもらえるのではないでしょうか。

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