IT企業への転職に役立つ!企業選び、資格選び、転職サービス選びを徹底解説

IT企業とは

IT企業を説明する上で、ます”IT”について説明します。ITとはインフォメーション・テクノロジーの頭文字を取った言葉です。そのまま訳すと”情報技術”となり、パッとイメージしづらいと思います。また、最近ではIT業界もかなり広がりを見せています。

改めてIT業界を分かりやすく定義すると、以下の4つに分類されます。

  1. ネット・Web業界
  2. 情報処理サービス業界
  3. ソフトウェア業界
  4. ハードウェア業界

1.と4.については、IT業界に精通していない人でもそのサービスに触れているので分かりやすいと思います。1.についてはLINEや楽天など、一般消費者向けに、”ネット上で利用するサービスを展開している会社”とザックリ認識すればOKです。

4.については、パソコンやスマートホンなど、”ネットを利用するための端末”を作る業界がこれにあたります。例えば、iPhoneやMacbookを作るApple社や、日本でもソニーなどがパソコンを作っていますが、これらをイメージすればOKです。

2.の情報処理サービス業界については、BtoBのビジネスとなるため、一般的にはその仕事やサービスが認知されるわけではありません。具体的には、企業が情報システムを導入する際にその全てをサポートするのが仕事です。例えば、先ほど例に上げた楽天が、自社のECで買い物をした顧客のデータベースを管理するシステムを立ち上げる場合に、システムインテグレータと呼ばれるこれらの企業に、その設備構築を依頼するという流れです。

3.のソフトウェア業界というのは、一般消費者(toC)がそのサービスの存在を強く認識するというよりは、実は気づかないうちに当たり前のように、そのサービスを利用しています。例えばOS(オペレーティングシステム)と呼ばれるものがあります。これは身近なところでいくと、グーグルクロームやWindowsなどは皆さんネットをする時に利用すると思うのですが、これらがOSにあたります。

このように、ITに業界といっても現在ではある程度の専門領域が確立されており、転職に際してはどの分野を希望するのかを明確にする必要があります。

IT業界のおすすめ企業

IT業界といっても様々な企業があります。またどんな企業を”良い企業”とするのかは人それぞれですが、ここでは経営状態に視点を当てて、いくつかのお勧め企業をご紹介します。

大手のIT企業おすすめランキング

以下は、IT業界において2年連続で増収増益となった企業です。ランキングはその”利益額の多さ順”となっています。 

  1. ソフトバンクグループ
  2. ガンホー
  3. ディー・エヌ・エー
  4. 楽天
  5. 村田製作所
  6. 大塚商会
  7. サイバーエージェント
  8. オービック
  9. トレンドマイクロ
  10. カカクコム

出展:みんなの株式

どの企業も一度は耳にしたことのある有名企業だと思います。これらの企業は現在も業界内のリーディングカンパニーであると同時に、優秀な人材が多く在籍する企業でもあるため、より自分自信が成長できる環境なのではないでしょうか。

おすすめのITベンチャー企業ランキング

以下は、IT業界において2017年2月時点で、マザーズ市場(新興市場)に上場し、2年連続で増収増益となった企業です。ランキングはその”利益額の多さ順”となっています。

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  1. ミクシィ
  2. 日本ベリサイン
  3. エニグモ
  4. メディア工房
  5. エイティング
  6. クロスマーケティング
  7. アドウェイズ
  8. NTTDIM
  9. アライドアーキテクツ
  10. フィンテックグローバル

まだまだ知名度は低い会社もありますが、独自のサービスや新たな領域での事業展開などから、3年後、5年後に期待できる企業です。先ほどの大手企業と比較すると、新興市場の企業の方が採用のハードルも低い傾向にあり、企業と共に成長していくのであれば、このような企業もお勧めです。

IT企業への転職に役立つ資格

IT企業への転職を考えた際には、当然IT業界での経験があることが理想ですが、それ以外にもできる事前準備として資格の取得があります。また、未経験でIT業界に挑戦したい方でも、事前に資格を取得しておくことで、その意気込みや努力を評価してもらえる可能性もあります。

エンジニアにお勧めの資格

IT業界といえばシステムエンジニア、やプログラマーが主なプレイヤーとなりますが、これらの職種にはどのような資格があるのかをご紹介していきます。

対象 資格名 難易度
全てのITエンジニア向け 基本情報技術者試験
全てのITエンジニア向け 応用情報技術者試験
ネットワーク系エンジニア向け CCNA/CCNP
サーバー系エンジニア向け LPIC(エルピック)
サーバー系エンジニア向け ITIL 低~高
サーバー系エンジニア向け Oracle認定Java Programmer 低~高
サーバー系エンジニア向け ExcelVBAスタンダード
データベース系エンジニア向け Oracle MASTER
セキュリティ系エンジニア向け 情報セキュリティスペシャリスト 超高
プロジェクトマネージャー向け PMP
IoTエンジニア向け IoTシステム技術検定 ??

(※難易度判定は筆者の主観です。また、各資格ごとに段階的なレベルに分けられている資格の場合、そのレベルに応じて難易度は異なります)

資格を取得することは、その資格の運営機関によってそのスキルが保証されることになるため、企業が能力を評価する上でも1つの安心材料になります。お金と時間に余裕があれば是非チャレンジしてみたいとことです。

クリエイターにお勧めの資格

IT企業では、エンジニアだけでなく、様々なクリエイターがいます。以前はwebデザイナーがいればよかった時代もありますが、今ではCGや3D動画、ゲームクリエイターなど、サービスの幅の広がりと同時に、専門領域が増えています。

対象 資格 難易度
Webデザイン ウェブデザイン技能検定 中~高
Webデザイン Webデザイナー検定
Webサイト作成 HTML5プロフェッショナル認定資格
Webデザイン、画像加工 Photoshop®クリエイター能力試験
イラスト、ロゴ、バナー Illustrator®クリエイター能力認定試験
CG(アニメーション、ゲーム) CGクリエイター検定 中~高
VR(バーチャル・リアリティー) VR技術者認定試験 ??
色(色彩) 色彩検定 中~高

(※難易度判定は筆者の主観です。また、各資格ごとに段階的なレベルに分けられている資格の場合、そのレベルに応じて難易度は異なります)

クリエイターと一言で言っても専門領域は異なります。最も需要が多いのはWebデザイナーになりますが、今後はVR(バーチャルリアリティー)などが一般的になれば、CGクリエイターなどの需要も更に上がっていく可能性があります。

全職種で使える資格

IT企業にもエンジニアやクリエイター以外の職種は当然あります。例えば、営業や企画、マーケティングなどです。これらの職種は一見資格などはないと思われがちです。確かに必須ではないですが、IT企業に務めるのであればもっていても損ではない資格が幾つかあります。

対象 資格名 難易度
業務用ツール MOS(マイクロソフトオフィススペシャリスト) 低~中
ITの仕組み理解 ITパスポート試験
インターネットの総括知識 インターネット実務検定

これらの資格は、既にIT業界で働いている方にとっては必要ない可能性もありますが、あまり自信が無い方には取得することもお勧めです。

IT企業に入社すると、”ITやネットについて一から教えてくれる研修”というものはほぼありません。それらは出来る前提で採用されるか、自力で覚えるしかないです。

もし、「インターネットは、検索エンジンの調べんものとメールぐらいしか使ったことはない」といった場合でも、お構いなしに仕事が振られますので、最低限の知識や、パワポの企画書、エクセルの関数ぐらいは使えるようになっておくことがおすすめです。

私自信、はじめてIT業界に転職した時には何の知識も無く、他の社員が当たり前にやっていることが全く出来ずに最初の半特ぐらいはかなり苦労しました。。。

IT企業の転職QA

はじめてIT企業に応募しようと考えている方にとっては、いろんな不安があると思います。よくあるIT業界に関する質問として、多いものとその実態をご説明します。

Q:業界未経験でも採用されるんですか?

未経験でも採用の可能性は十分にあります。ただ全くのIT未経験の場合だと、職種にもよりますが、20代であれば問題ないですが、30代となるとなかなか厳しいものがあるかもしれません。特に、営業職などは、営業自体の経験があれば採用される可能性もあるのですが、販売職などの場合はITのスキルも無いですし、”販売”というそれまでの経験を生かせる職種も、IT企業ではかなり少なくなるので厳しいと思われます。

また、大手企業とベンチャー企業でもそのハードルの高さは異なると思います。ベンチャー企業であれば、ある程度若く、高い年収を望まなければ受け入れてくれる企業は多いと思います。

しかし、大手企業となると、そのネームバリューを活かし、毎年有名大学の理系学部から新卒を採用しています。かれらは社会人としては未経験ですが、既にITに関する高いスキルや知識を有している場合が多く、この若くて優秀な人材達と比較された場合に見劣りしてしまう可能性もあります。

Q:転職回数が多くても、大丈夫?

以前は、もしくは他の業界では転職回数が多い人はあまり良い印象を持たれなかったようですが、現在のIT企業では転職回数の多さがマイナス評価に直結することは少ないと思います。実際にITの本場アメリカでは、”優秀な人ほど転職を繰り返す”という認識もあるほどです。

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そもそも、IT企業では終身雇用の概念が無く、大手企業でも退職金が無い会社も多いため、”採用した人に長く働いてもらう”という美徳感覚はあまりありません。どちらかというと、転職を重ねることで、どんな経験を積んできたのか?また、採用したらそれらはどう活かされるのか?といった実務的なメリット・デメリットで判断されることが多いと思います。

注意点として、1社あたりの勤続機関があまりにも短いと、マイナス評価になる可能性はあります。過去の会社をどれも1年やそれに満たない短い機関で転職しているとなると、「そもそもこの人に問題があるのではないか?」と疑われてしまうのは、IT業界に限ったことではありません。

私の意見としては、少なくとも3年、できれば5年位は在籍し、その中でしっかり経験を積んでいることが望ましいと思います。

Q:給与が高いって本当?

給与については、正直高い方だと思います。他の業界との平均給与を比較した統計調査をご覧下さい。

平均給与

出展:国税庁「平成28年民間給与実態統計調査」

赤枠で囲まれた「情報通信業」がIT業界にあたるのですが、電気・ガスなどの生活インフラ業界、金融業界に次いで、平均年収は第三位と高い水準になっています。

ただ、IT業界と一言で言っても。大手とベンチャーでその水準は大きく異なりますし、役職によってもその差は大きいです。

まず、ベンチャーの場合は、役職が上がれば結構な額の年収になりますが、未経験で採用された場合はそれほど高い給与は望めません。私自信のITベンチャーでの体験をお伝えすると、未経験で28歳の時に転職したときは、年収で350万程度でした。その後、部長職に就いた時には、年収950万円です。

また、ITの大手企業(例えば球団を持っているようなレベル)になると、新卒でも年収500万前後で、平均年収が700万円台となります。大手のIT企業で部長以上の役職に就ければ、年収1000万円は普通にありえると思います。

私は、IT業界以外にも、サービス業や広告業界を経験していますが、実体験としてもIT業界の平均給与は高いと思います。その理由は「IT業界は原価がかからないため、利益が多い」ことにあると思います。

例えば、ものを売って利益を得る場合は、まずその”モノ”を仕入れなければいけません。70円のものを仕入れて100円で売れば30%の利益(粗利)がでます。しかし、IT業界というのは、”モノ”を仕入れる必要が無く商品が出来上がるのです。実際に、「粗利率が80%」なんているビジネスもざらにあります。このように、「”モノ”を扱うのではなく”情報”を扱う」という時点で利益の出やすいビジネスモデルであることが、強みなのだと思います。

IT業界の転職に強い人材サービスは?

転職サービスには、それぞれ業界に強みを持ったサービスがいくつも展開されています。この”業界特化型転職サービス”を利用するメリットとしては、他の総合型の転職サービスには掲載されていない募集があるということです。

これは、求人を出す企業側のニーズでもあるのですが、もしIT企業が求人を出そうと思ったら、「ITで働いている人、またはITに興味がある人」だけがターゲットになるので、他の業界の募集とごちゃまぜにされるよりも、効率良く採用出来る点にあります。

IT業界の求人サイトは?

求人サイトでIT業界の仕事を探す場合は、以下のサイトがお勧めです。

DUDAエンジニアIT

人材サービス大手のDUDAが運営するIT特化の求人サイト。大手企業からベンチャーまで幅広く求人を掲載しており、独自のルートによって獲得した豊富な求人数が魅力

リクナビネクストITキャリア

言わずと知れたリクルートの転職サイト。ITに特化した案件を集めており、ITに特化した求人の掲載件数は国内トップクラス。

Green

ITやWebに特化した求人サイトとして展開されており、特にベンチャー企業の求人が豊富。レコメンド機能が充実しており、自分の好みにあった企業が表示されるので、希望の転職先がみつけやすいのも魅力

日経キャリアネット

日経ホールディングスが運営するIT特化の転職サイトです。スカウト機能や、IT転職のプロからのサポートが受けられることも魅力です。

find job

mixiの運営する転職サイト。ITやクリエイティブ専門の転職サイトで、他のIT系転職サイトと比較するとクリエイティブやデザイン系の職種が豊富に掲載されているのが特徴

レバテック

レバレジーズの運営するIT・Web・クリエイター専門の転職サイト。運営元のレバレージス自体がIT企業ということもあり、IT専門求人サイトとしては、今急上昇でその知名度を上げている転職サービスです。

IT業界に強い転職エージェントは?

IT業界の転職には、転職エージェントを利用することもお勧めです。現在では多くのITに特化したエージェントも存在し、豊富な経験と専門知識によってマッチングをサポートしてくれます。

マイナビAGENT

IT業界選任のキャリアアドバイザーが在籍し、カウンセリングとサポートを行ってくれることが強みです。またエンジニアだけでなく、マイナビクリエイターというクリエイター専門の転職エージェントも運営しており、ゲーム業界や出版業界の大手企業の求人を扱っていることも魅力です。

Geekly(ギークリー)

こちらもエンジニアやクリエイターに特化した転職エージェントです。ここ数年で急成長している転職エージェントですが、リクルートキャリア社主催の転職エージェントランキングで1位を獲得しています。

JACリクルートメント

外資系求人に強い転職エージェントとして有名です。またグローバルで事業展開をしているため、海外への転職を考える方にはおすすめの転職エージェントです。

ビズリーチ

転職エージェントとしては珍しく、利用者は会員制で有料の転職エージェントです。また、エグゼクティブと呼ばれる高年収、ハイキャリアの転職に特化しており、「年収を上げたい」、または「高い年収を維持したい」といた要望に答えてくれるエージェントです。

リクルートエージェント

老舗中の老舗で、現在でも人材紹介のリーディングカンパニーであるリクルートが運営する転職エージェントです。信頼の実績も魅力ですが、10万件の非公開求人(一般的には公開されておらず、リクルートエージェントの斡旋を受ける場合にのみ紹介してもらえる案件)を保有することが魅力です。

まとめ

IT業界では今尚新しいベンチャー企業が産まれ、またその中から上場を果たす元気な企業もたくさん出てきています。技術領域でも、AI(人口知能)やフィンテック(ファイナンス×IT)、など、新たな技術や領域も産まれているため、今後さらに発展が予想される業界と言えるでしょう。

また”IT業界=エンジニア”と思う方も多いと思いますが、必ずしもそうではなく、コンサルタントや企画、マーケティングなど、専門技術を必要としない職種もあるので、興味があるかたは、是非転職の候補としてみるのもおすすめです。

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